米国のトランプ大統領「北朝鮮の核・ミサイル問題について協議したい」とタイの
プラユット首相にコンタクト。政府は二人が電話会談したことを明らかにしました ・・・
アセアンの中で有力なタイを中心に、東南アジア諸国とも緊密な友好関係を維持して
おきたい、という狙いもありシンガポール、フィリピンの連携も取り始めましたネ。
会談でプラユット首相は「アジア地域の平和と安全を維持する米国の建設的な役割を支持する」と伝え、
また、トランプ大統領からの訪米要請も受け入れました。これは軍事政権にとって渡りに船でしょう。
2014年のクーデターで民選政権を倒し発足したタイ軍政に対し、米国のオバマ政権と欧州各国は、
早期の民政復帰を要求し、閣僚レベルの交流を停止するなど、外交関係は冷え切っていましたからネ。
オバマ前大統領は軍事クーデターで首相の座に就いたプラユット氏に訪米を求めたことは、
勿論 ありませんでした。 プラユット首相も「対米国外交」は懸念材料の一つでしたから。
トランプ大統領によるプラユット首相への訪米要請は、米国の対タイ外交の変化を示す
意味もあり、プラユット首相率いる軍事政権としては大歓迎でしょう。色よい返事を
しながら、プラユット首相もまた、トラップ大統領にタイを訪れてほしいと伝えています。
実現すればタイの首相が米国を公式訪問したのは、06年にタクシン元首相がニューヨークの
国連本部で開催された国連総会に出席した以来となります。米国の大統領とタイの首相が
正式会談したのはいつのことでしょう? それくらい タイでは大きな出来事となります。
折しも、軍事クーデターを批判したオバマ政権とは距離を置いていた中、プラユット政権はクーデター以降、
中国との関係を強めており、最近も潜水艦・戦車の購入を決め軍事面でも関係を強化し始めている最中です。
135億バーツ(約430億円)で購入契約し6年後の運用開始を目指して建造。将来的には 更に
2隻を購入する計画としています。タイ海軍は、性能や値段のほか、ミサイルなどの武器が
高性能なので購入を決めたと、理由を強調していました。「中国とタイが友好国だからこその
契約内容」と言っていますが、裏には中国との連携と外交をより強化したかったんでしょう。
それを知ってか、米国は北朝鮮の核問題もありますが、中国の東南アジアでの活動を牽制する為にも
アセアンの有力国であるタイとの友好関係を強化にしておきたい、ということもあるでしょう。
元々、タイはベトナム戦争以来、米国の軍事的な同盟国とされ、毎年、大規模な合同軍事
演習も行なわれています。それがクーデターによって、その友好関係が崩れていました。
でもトランプ大統領の誕生と北朝鮮の無謀な行動が、タイと米国との関係を良くしそうですヨ。
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