現在、私は一時帰国していますが、帰国早々 久しぶりに感動、感激しましたねぇ~
そう、稀勢の里の貴乃花(1995年初場所)以来22年ぶりの新横綱での、しかも日本人としての優勝です。
表彰式の君が代斉唱の際、稀勢の里が大粒の涙をボロボロ流していた時、私もつい もらい泣きでした。
でも稀勢の里ってお相撲さんは、横綱になる前は ここ一番という時に必ずと言っていいほど
こけていました。横綱になって大丈夫かなと思っていただけに、今回の逆転優勝は日本国民が
皆が驚いたんでしょうネ。今までの稀勢の里とは別人格です。サラリーマンの世界で「役職が人を
つくる」なんて、言われますが、稀勢の里も横綱になって精神面が俄然、強くなったんでしょう …
ボクシングなど他の競技でしたら、痛めた左を徹底して攻めるか、強い右を使わせないか するんでしょう。
が、照ノ富士はしませんでした。していたら2つ連続では負けなかったでしょうネ。ここも相撲の良さかも知かも。
照ノ富士も膝に故障を抱えての本場所でしたから、気持ちが分り そんなこと出来なかったのでしょうか?
13日目の日馬富士戦で左肩付近を負傷し14日目は鶴竜戦で全く力が入らずに、なすすべなく
敗れましたので、誰も休場すると思っていました。師匠の田子ノ浦親方も休場を勧めましたが、
出場を直訴して最後まで相撲を取りました。日本人はこの「横綱の責任感」が大好きです。
相撲協会の八角理事長も「絶体絶命なのに最後まで諦めないことの大切さを示した優勝であり、
今後、語り継がれる逆転優勝だ」と絶賛していました。 諦めない、という言葉もいいですよネ。
モンゴル勢の勢いに押されて、久しぶりの日本人横綱の誕生で、大いに沸いていた春場所でのこの
感動的な優勝シーンは、次の日 ワイドショーだけでなく、どこのニュースでも取り上げていましたネ。
30歳で横綱になった遅咲きの稀勢の里ですが、今はモンゴル勢の横綱に衰えが見え始めており、
日本人横綱の稀勢の里には、少しでも長く綱を張って欲しいと思うのは誰もが願うことでしょう。
ですから ちょっと心配ですネ。確か貴乃花は2001年の夏場所で故障の中、武蔵丸との優勝
争いで勝ちましたが、この無理が重なり引退の引き金になりました。優勝したから万々歳と
いうだけでなく、後のリスクが心配ですネ。責任感も諦めない気持ちも大切ですが、ケガが
原因で引退が早まっては元も子もありませんもの。 逆に来場所が心配にもなります。
<タイの相撲部屋も待っています>
ところで、これまで「大相撲・バンコク巡業場所」の話は、結構 出ていましたが、
政局の騒動や大洪水などで、何度も立ち消えになっています。
是非 稀勢の里が横綱のうちに、一度 来て貰いたいですねぇ~ 待ってますよぉ~
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