1万冊以上のマンガ本を揃え、読み放題のサービスを行なっている、マンガ居酒屋
「古都」 ってご存知です? スクンビット通り 22 にあり、マンガの数に圧倒されます。
オーナーは、日本語ベラベラの ジェン ・ リーさん52歳。 ここまで来るのに、いばらの道でした。
<1万冊以上のマンガ本に囲まれる リーさん>
1989年、タイが本格的に工業化へシフトしていく、大きなきっかけとなった アジア太平洋経済協力
(APEC) が結成された時、リーさんは25歳。 その時、バンコクを中心にインフラの整備も進むと
感知し、日本語を習得すればビジネスの道が拓けると思ったといいます。 義理の弟が
日本人女性と結婚しており、その年に 彼を 頼って初めて日本の土を踏みました。
新宿にある 「カチカチ山」 という居酒屋でアルバイトをしながら日本語を勉強。 日本料理を
身につければ、バンコクでお店を出せると、一念発起して日本料理も猛勉強しました。
<日本語も好きな言葉から勉強していきました>
居酒屋料理を修業し、漢字も読めるようになって帰国。 タニヤにあったタイ人経営の
「古都」 を手伝い始めたのは36歳の時ですから、約10年以上 日本で修業した形になります。
しかし、アジア通貨危機の煽りを受け、売上げが伸びずオーナーが店を閉めることになってしまいます。
これを機会に、リーさんは古都の名前を引き継ぎ、スクンビット・ソイ24 に店をオープンしました。
日本人のマンガ好きを熟知していたりーさんは、「マンガ本と料理を組み合わせたら
オンリーワンになれるのでは」 と思ったといいます。 それはグッドアイディアでした。
<お店では HANA ちゃん も迎えてくれます>
東京都千代田区の人口 (約4万人) よりも在留日本人が多いバンコク市は、別名 ”バンコク区” と
呼ばれ、東京24 区の一つと言われます。 開店ラッシュで今や日本料理店の数は2,200軒以上に激増。
戦国時代に突入し、タイの日本料理の世界で生き残るには、オンリーワンにならなければいけません。
2009年に現在のソイ22へ移り、店内には1万冊以上を超えるマンガ本が、所狭し と並んでいます。
料理を注文すればマンガ本は読み放題というサービスが、マンガ好きの間で口コミとなり、単身
赴任者や家族連れで賑わいます。 ランチ定食は120バーツからで、これでマンガ読み放題です。
<佐野ひろさんも 時折 やってきます>
1階から3階まで スペースもたっぷりあり、ゆっくりと読めます。 メニューの数も
日本の居酒屋に習い、揚げ物・焼き物・麺類から寿司まで豊富なメニューを用意して
あります。 そう言えば、4階にはビリヤードがあって、これも楽しめますネ。
リーさんは日本でいろいろな素晴らしい日本語に出会い、一番好きな言葉は、「素直の心で 『ハイ』 と言い、
『すいません』 と反省し、奉仕の心と謙虚を忘れず、『いつも感謝でありがとう』」。 いつもこの気持で
お客さんと接しているそうです。
私たちが忘れてしまっている日本人の良さと日本語を、リーさんは教えてくれます ・・・
地図がありますので、ご参考に。
nagaichiさんのお宅からは徒歩数分ですから、日参できますね。
http://www.jiyuland3.com/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E5%B1%85%E9%85%92%E5%B1%8B-%E5%8F%A4%E9%83%BD/
残念でした、徒歩数分では行けません。
24に引っ越ししましたのでね ・・・