タイ国では、昨日の7月29日は 「タイ語の日」 なんだそうですヨ・・・
こんな日を 設けて、美しいタイ語を 話す機会を、或いはタイ語を 見直そう、ということなんでしょう。
昨日も 正しいタイ語に関する会合・詩・俳句のコンテストなども開かれ、自国の言葉に敬意を 表したとか。
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タイも日本も、アジアで唯一 他国の植民地にならずに済みましたので、これが幸いして自国の言葉を
守ってこれました。 これはとても幸せなことで、両国とも せっかく 一国一語のお国ですから、
自分の国の言葉を 大切にしたいものです。 その反動か、英語が不得意になりましたがネ 、、、(苦笑)。
いつでしたか、タイ国立行政開発大学院で バンコク都民約1,200人を 対象に、若者のタイ語の使い方に
ついてのアンケートを 行なったことがあります。 結果、「非常に遺憾に思っている」 が44.5%、「遺憾に
思っている」 が35.3%にのぼり、10人中8人が若者の言葉遣いに疑問を 感じている現状が明らかに …
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中でも 「フェイスブックなどで使う若者しか理解できない言葉 (ルール・表記・発音) で、美しい言葉を
台無しにしている」 と、大人たちから非難の的のようです。 日本もいつも こんな問題を 抱えています。
が、これは一国一語の反動かも知れませんネ。 もし誰でも英語も話せたら、こんな問題はないのかも?
処で、タイ語のルーツって、どうなんでしょう? タイ語の研究家の方によりますと・・・
タイ語の正確な歴史は、現在でも余りよく解っていないようですが、タイ人の移動と関係があると言われて
います。 タイ人のルーツとなる人々は、南詔王国と呼ばれていた、現在の中国の南方(福建や広西など)に
住み、その後南下して来たそうです。 この南詔王国のタイ族はすでに文字を 使っていたという説があります。
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そして、その後カンボジアでカンボジア字、ビルマでビルマ字が用いられている時、ビルマの勢力から
逃れて建国したスコータイ王国のラムカムヘーン大王 (スコータイ王朝3代) が、クメール語を 基に
タイ字を 制定した、とされています。 今から約600年ほど前のことです ・・・
現プミポン国王も 「タイ国は昔から固有の言葉を 持っている。 我々はそれを 守るべきだ」 と、時折
国民に訴えて、若者の造語に対してご不満を お持ちのようです。 ある程度、年齢が高い人は母国語に
誇りを 持っているので、現代の若者の言葉の使い方に、苦々しい思いで見ているようですヨ。 ところが、
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若者たちは、「言葉は生きており、100年前のタイ語を 現代でも同じように扱うのは無理がある」 と反論、
これにも一理あると納得してしまうほど、ワタシらも 若い頃使っていなかった言葉を 発していますからネ。
日本も一緒。 いずれ、「タイ語の日」 など設けて、自国語を 振り返るのも良いことですよネ。
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タイ国の出来たときの意味はタイ民族の大きな国を造る(大タイ主義)という意味です。ラオス、カンボジア、イサン、タイ民族のすんでいる所を大タイ国にするという意味でした。カンボジヤ、ラオス合わせて四県、ビルマシャン州(シャム)を統合して戦争に負けた、しかし中村さんのおかげでいまのタイ国の繁栄があります。
だから、言葉って例外なく日々変化しています。しかも、変化するのは必ず簡単な方に、楽な方に……。日本語の一例で言うと、「はやい」→「はえー」、「たかい」→「たけー」、「かっこいい」→「かっけー」なんていう類です。
高校の頃習った古文で、古文の動詞って一段活用と二段活用ってあったの覚えていますか? 今では一段になっちゃいました。
形容動詞だって、2種類あったのが今では1種類です。
その変化していく過程が、年配者(正しい言い方を知っている世代)には“乱れ“と映る訳ですね。ただ、その“正しい“言い方も、ちょっと前には“乱れている“って言われていたのかもしれない訳ですよ。
古代ローマ? の落書きに、「最近の若者の言動が乱れていて嘆かわしい」なんていうの、あるらしいですよ(笑)
興味ありますねぇ~
それにしても、同感古代ローマの落書きに、「最近の若者の言動が乱れていて嘆かわしい」 とあるとは、
ホント 笑っちゃいますね。 時代は繰り返しています。
コメント 有難うございました。
「メナムの残照」 の主人公、コボリのモデルとなった中村明人中将でしたね。
この方なら存じ上げています。 有難うございました。