結局は教育指導かな？

　　
　先日　同ブログでも伝えた、違法な妊娠中絶手術で堕胎された胎児の死体、2,002体が見つかった
ニュース。　後にいろいろな波紋とタイ社会に大きな問題を投げかけられているようです。

偶然にも　時を同じくして、最近　横須賀市　学校法人神奈川歯科大学の教授だった元理事長（76）らが、
死亡した胎児約1,700体を集めたまま 長年 放置していた、なんてニュースが流れていました。　なんでも

主に1960年～1070年代に病院から引き取った中絶胎児とみられるようです。　元理事長は　「大学の
指示で学生の解剖実習用として集めた」　と説明している、と朝日新聞が報じていました。

　

タイの2,002体にも驚きましたが、今の日本で こんなことが発覚するなんて、これも吃驚ですねぇ～

タイでは　怪奇な事件やおめでたい出来事などで、数字が云々されると、その数字にゲンを担いで、競馬や
宝くじで同じ数がよく売れていきます。　先日も2,002体の胎児の死体が発見されたバンコク都内の寺院に

当たりくじが発表される前日、タイの公営宝くじファン多数が詰めかけて合掌したとか、しないとか…　
寺まで出張販売に来た宝くじ売りの女性によると、2,002体の下２ケタ「02」など人気があったといいます。

　　

　今回の発覚を契機に　保健省・警察が摘発強化に動いている中、ビルの１室に診察・施術用のベットを
持ちこんだだけで医師の免許を持たない者が手術を行なうケース、こんな場所が全国で3,900カ所もある
情報やら　また　バンコクには主要な中絶薬密造所が４カ所ほどある…　等、色々出てきています。

一方　教育省では、アサンプション大学の世論研究所が纏めた調査、「妊婦の42％が『妊娠は想定外』と
話している、毎日700人のティーンが妊娠し、そのうち400人が人工中絶を受けている」　等を引き合いに

　

出して　学校での性教育の充実を図る方針も発表していますネ。　その中で驚くのは、中絶関連費用が
１人あたり平均２万1,024バーツかかっている、って…　この額は30代のちょっとした1カ月の給料ですヨ！
若い世代が、どうやって工面するんでしょう？　　　いろいろ心配しちゃいます。

更に、社会開発・人権保護省では　「男性がいなければ、女性は妊娠しない。　これは単純な事実。　
だが、現行法では、違法な手術を受けた女性と手術をした者だけが処罰の対象となっている」　と指摘…

「違法中絶の責任は女性だけでなく男性にもあるはず」　として、男性を 処罰する為の法改正に関する
公聴会を 開く予定だとも発表しています・・・　そうですよネ。　色々な角度から見直しをしなければ…
　取り締るだけでは問題は解決出来ませんもの。　日本の政府もシッカリして下さいよ！　　



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