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チャチャート新都知事になって 現政権にも影響が ・・・

2022年05月25日 | タイの出来ごと、あれこれ

 チャチャート・シティパン氏(56)氏の138万余りの票で圧勝したバンコク都知事選。

プラユット軍事政権が確立後の2016年に、選挙を経ずに都知事に任命された前都知事の

アサウィン・クワンムアン氏(70)は惨敗でした。 昨日からの続きです ・・・

 

同時に行なわれた都議選(定数50)でも、国政与党が大敗を喫しました。野党第一党である

タクシン派の貢献党(プアタイ党)が19議席、野党第二党の前身党(ガウクライ党)が

 

 <チャチャート新都知事>

14議席を獲得。長年都政を動かしてきた民主党(プラ チャー ティ パット党)は9議席に

留まり、与党第一党の国民国家の力党(パランプラチャーラット党)は、たった2議席でした。

 

確か2019年の下院選では、バンコク選挙区の30議席中12議席を獲得していましたが、

今回の都議選では2議席と惨敗です。 都議院ではタイ貢献党が第一党になりました。

 

 <貢献党の勝利でした>

タイ貢献党に所属していたチャッチャート氏の勝利と都議選のタイ貢献党の19議席獲得は、

プラユット政権の保守政治に対する国民の支持率低下を表しているんでしょうネ。

 

バンコク都民からのダメ出しであり、抗議でもあるんでしょう。この都知事選と都議選に

よって、これまでの8年間のプラユット政権に対する国民の審判のように感じ取れます。

 

現政権がいくら「非常事態宣言延長」で反政府デモを止めようとしても、もうこの流れは

止まらないのかも知れません。来年3月までに行なわれる予定の下院総選挙を前に、都の

王党派・保守派の与党陣営の退潮が鮮明になり、今後の政局に大きな影響を与えそうです。

 

与党側の敗北に終わった選挙後、プラユット首相の所見に注目されていましたが23日、

“都知事選挙の結果は政府の人気度低下を意味するわけではない。タイには行政区画が

 

1都76県あるが、今回の選挙はその内の一つである都民の有権者の意向が示されたにすぎず、

今回の選挙結果だけで政府の人気度を測ることはできない” と強調し、相変わらず強気です。

 

<アサウイン氏(右)からチャチャート氏へ>

でも都知事がチャッチャート氏に代わって、バンコク都は大きく変わるような気がします。

昨日も少し触れましたが、米国で工学博士号を取得しており、タイ国立大で教鞭を取り、

不動産業界でもタイを代表する大手デベロッパーのCEOとして実績を残している人です。

 

経済に疎いと言われるアサウィン前都知事やプラユット首相のような軍人出身ではありません。

経済をも理解している新都知事です。 現政権をも都政から影響を与えてくれるでしょうネ。  



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