“時代は変わったなぁ~” と感じる瞬間は、日タイのいろいろな場面で遭遇します。
昨年末、タイ仏教協会の指導者が各寺の住職に ”僧侶と少年僧が利用するインターネット・
ライン・フェイスブックなどは、相応しく活用させるように” と厳しく命令を出しました。
我々 一般人からすると、僧侶がインターネットに耽っているなんて、思いもよりません。
いくらタイの厳しい戒律に従う僧侶でも、世の中の動向には逆らえないのでしょうねぇ~
なんでも、一部の僧侶・少年僧が SNSやインターネットで様々なメッセージ投稿や写真投稿
するなどして、不適切に利用していることが判明して、このようなお達しが出たようですヨ。
教育指導する立場にあるサムプラヤー寺の住職であり、サンガ(タイ仏教僧団)最高評議会
メンバーのプラ プロムディローク僧は、“人々が純粋な心で僧侶を尊敬し拝礼するのに応える
<サムプラヤー寺>
僧侶であること、そして仏教機関の様々な情報などを防衛するために、今の若い僧侶と時代に
合わせた指導法を行なっている” と、報じられていました。この通達は2回目と聞きました。
ところが先週末、その指導者が逮捕され 仏教界に激震が走りました。
そのサムプラヤー寺など三つの寺に警察の捜査が行なわれ、横領、資金洗浄などの疑いで、
指導者であるプラ プロムディローク僧ら5人と寺の職員らが逮捕されたというから大変です。
<英字新聞にも掲載され、メガネの僧がプラ プロムディローク僧>
1億バーツを超える資金の横領が疑われており、一つの寺では秘密の出入口が見つかり、
ある高僧はここから逃走したとみられています。サンガ幹部については、金銭をめぐる噂が
絶えないようですが、サンガ最高評議会メンバーまで司法の手が伸びるのは稀だといいます。
サンガの最高指導者、第20代大僧正(ソムデットプラサンカラート僧)は24日付で、プラ
プロムディローク僧らをサンガ最高評議会メンバーから解任しました。 当然でしょうネ。
<第20代大僧正・ソムデットプラサンカラート僧>
先代の第19代大僧正は2013年に100歳で死去されています。従来のサンガ法では、サンガ最高
評議会が大僧正候補を選出し、首相が候補者の任命を国王に要請、国王が任命する手順でした。
ところが、14年のクーデターで発足した軍事政権は、大僧正の選任を国王に一任するよう
サンガ法を改正しています。これを受け、ワチラロンコン国王が17年に、サンガ最高評議会の
序列1位で大僧正代行だった高僧を飛び越える形で、現在の大僧正を任命しました。警察は
こうした幹部の腐敗は、“この異例の法改正と人事が不正に繋がった” と見ているようです。
タイの僧侶は30万人弱いると聞きます。そのトップに君臨することは、僧侶の世界であっても
様々な恩恵があるよう。この点、どうやら世俗と一緒です。 長くなりますので明日に続きます。
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