名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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「こんなに仕事が多くては死んでしまうよ」夫の言葉が現実に・・・遺族が語る「過労死」

2014-11-16 | 労働ニュース
http://blogos.com/article/98807/

過労死や過労自殺を防止することは国の責務だとする「過労死防止法」が、11月1日に施行された。これを受けて11月14日、厚生労働省(東京・霞が関)の講堂でシンポジウムが開催された。


過労死問題に取り組む弁護士や、働き過ぎによって夫や子どもを亡くした遺族が登壇し、過労死の悲惨さを訴えた。


●勤務先ではなく「あの世」に行ってしまった


東京過労死を考える家族の会の中野淑子さんは、1987年の冬、公立中学校の教員だった夫をくも膜下出血で失った。夫は52歳だった。


「夫は、新しく赴任した学校で、3年生の進路指導資料や学期末の成績処理などを、自宅に持ち帰ってやっていました。英語の教科担当のほか、校務主任などの活動もとても多く、『こんなに仕事が多くては、死んでしまうよ。でも1年間は我慢するか』と、困惑した様子で話していました」


夫の「死んでしまうよ」という言葉は、9カ月後、現実になった。


「くも膜下出血を発症する直前は、疲れ果てて、娘に手を引っ張られてやっと起きる有様でした。ふだん愚痴など言わない夫が『登校拒否の生徒の気持ちがわかるなあ』と言い、ぐったり椅子に崩れこむことが多くなりました。


そして12月22日の朝、『あと2日頑張れば冬休みだ。自分を励まして行くかー』と言って家を出て、学校ではなく『あの世』に行ってしまったのです」
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