かなり昔の話ですが、雑誌に「一太郎帝国」という4コマ漫画が載っていました。当時一太郎は絶対的なシェアを誇っていて、さながら今のMicrosoft Wordに勝るとも劣らない市場支配力を持っていました。「一太郎帝国」はそれをちょっと茶化したような漫画で、絶妙な世界観がたまらず未だに記憶に残っています。
一太郎帝国では国を挙げての努力により毎日一太郎をバージョンアップする体制が敷かれていて、帝国臣民の家庭には新聞の朝刊のようにその日の最新版一太郎と大量のマニュアルが届きます。もちろん臣民の中には一太郎を良く思っていない人もいて、隠れてMS Wordを使ってしまう人もいるのですが、こういう人たちは収監され太宰治の『人間失格』の文章を1文字ずつ活字を拾って完成させる刑に処されます。模範囚になるとATOKを使わせてもらえるようになり、活字拾いと比べたら圧倒的な変換効率の良さにあらためて畏怖と畏敬の念を抱くようになり、反逆者から従順な臣民へと更生するのです。
残念ながら現時点では一太郎帝国どころかWord帝国に近付きつつあります。最近パソコンを使い始めた方の中には「一太郎」というソフトウェアの存在すら知らない方もいらっしゃるかも知れません。かくいう私自身、仕事でパソコンを使うことが多いこともあって一太郎よりもWordやPowerPointを使う頻度が高いのですが、「文章を書く」という行為に集中しようとするとどうしても一太郎が使いたくなります。一太郎をお使いの方はご存じかと思いますが、充実したアウトライン機能や文書校正機能、豊富なテンプレートと自動整形機能など一度使ってしまうと手放せない機能がたくさんあります。実際、提出フォーマットがWord形式であっても、途中まで一太郎で文書を作成し、最後にWord形式に変換するというような使い方までするくらいです。
ということで今後「一太郎帝国」を作るべく、一太郎の素晴らしさをご紹介していきたいと思います。
一太郎帝国では国を挙げての努力により毎日一太郎をバージョンアップする体制が敷かれていて、帝国臣民の家庭には新聞の朝刊のようにその日の最新版一太郎と大量のマニュアルが届きます。もちろん臣民の中には一太郎を良く思っていない人もいて、隠れてMS Wordを使ってしまう人もいるのですが、こういう人たちは収監され太宰治の『人間失格』の文章を1文字ずつ活字を拾って完成させる刑に処されます。模範囚になるとATOKを使わせてもらえるようになり、活字拾いと比べたら圧倒的な変換効率の良さにあらためて畏怖と畏敬の念を抱くようになり、反逆者から従順な臣民へと更生するのです。
残念ながら現時点では一太郎帝国どころかWord帝国に近付きつつあります。最近パソコンを使い始めた方の中には「一太郎」というソフトウェアの存在すら知らない方もいらっしゃるかも知れません。かくいう私自身、仕事でパソコンを使うことが多いこともあって一太郎よりもWordやPowerPointを使う頻度が高いのですが、「文章を書く」という行為に集中しようとするとどうしても一太郎が使いたくなります。一太郎をお使いの方はご存じかと思いますが、充実したアウトライン機能や文書校正機能、豊富なテンプレートと自動整形機能など一度使ってしまうと手放せない機能がたくさんあります。実際、提出フォーマットがWord形式であっても、途中まで一太郎で文書を作成し、最後にWord形式に変換するというような使い方までするくらいです。
ということで今後「一太郎帝国」を作るべく、一太郎の素晴らしさをご紹介していきたいと思います。