相変わらずLUMIX S9が欲しい病が続いています。何が良いって見た目がお洒落なんですよね。
もう一つS9が気になっている点を挙げると、S9はフルサイズセンサを搭載しているカメラなので、マウントアダプタを使えばオールドレンズがいろいろ楽しめる点です。もちろんAPC-Sやマイクロフォーサーズでもミラーレスカメラであればオールドレンズを装着できるでしょうが、画角が変わってしまうのでフルサイズのミラーレスの方が使い勝手が良いのではないかと考えています。
とは言え、マウントアダプタをかませた時点で光学的な精度や性能は変化してしまいますよね。であれば、今使っているマイクロフォーサーズのカメラでそのまま使えるオールドレンズ風な交換レンズがあれば一番良いということになります。
探してみると意外にあるものです。TTArtisan(銘匠光学)という中国のメーカです。僕が知らなかっただけで、中国系のレンズメーカが結構流行っているようで、TTArtisanの他にも7Artisans(七工匠)、ZHONG YI OPTICS(中一光学)など様々なブランドのレンズが日本国内で簡単に手に入るようです。
うれしいことに、これら中国メーカのレンズはかなり安価な価格設定がされており、僕が目をつけた25mm F2の単焦点レンズは1万円ほどで買えてしまいます。一瞬Amazonでポチってしまおうかとも考えたのですが、安物買いの銭失いになるのも嫌だったので、近くの量販店に実物を見に行きました。そもそも量販店に実物が置いてある時点でかなり流行っているということですよね。自分の無知が怖い。
店頭で店員さんに声を掛け、展示品をさわらせてもらいました。が、さわってすぐに分かる質感の良さ。鏡胴が金属で出来ており、小さいながらも適度な重量感があって1万円のレンズとは思えない高級感です。絞りは残念ながら円形絞りにはなっていませんが、逆にカクカクしていた方がオールドレンズっぽい写りが期待できそうですよね。
絞りリングやピントリングも重すぎず軽すぎず、操作性も良いですし、絞りリングはf2とかf2.8といったポイント、ポイントでクリック感がある造りになっているので、いちいち絞りリングを目視確認しなくても操作できそうです。この価格でここまで良くできていれば、家電量販店で取り扱われるのも納得です。
店員さんに声を掛けてから5分と経たずして、僕は会計を済ませ、TTArtisanのレンズを手に家路についていました。
化粧箱もかなりしっかりしていますよね。僕の購入価格は11,000円だったのですが、1万円ちょっとの金額で、レンズが手に入るだけでなく、ここまできれいな化粧箱に入っていたら十分過ぎます。
ふたを開けると日本語の説明書が入っています。とても親切ですね。
レンズもきちんと梱包されています。非常に好感が持てます。
レンズ本体を取り出しました。レンズキャップは日本製のレンズによくあるバネで止めるタイプではなく、フィルタのようにねじ込んで止めるものでした。ねじ込み式のレンズキャップなんて初体験かも知れません。
G100Dに付属するキットレンズLUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH.とならべてみました。沈胴させた状態のLUMIX G VARIO 12-32mmとほぼ同じ高さです。ただし、TTArtisan 25mm f/2 Cはリアキャップ付きの状態で170g超の重量があり、樹脂素材のLUMIX G VARIO 12-32mmと比べると倍以上の重さになります。
手持ちのG100Dに装着すると上掲のような感じになります。これまであまりG100Dの見た目は気に入っていなかったのですが、金属製のレンズを付けるだけで質感がかなり上がり、とても格好良くなりました。
結果として、見た目重視でLUMIX S9欲しい病に罹患していた僕は、1万円強のレンズ一本で症状が若干緩和した気がします。マイクロフォーサーズ以外のマウント向けにも同一製品が用意されていますので、もしまだお試しになっていない方は、騙されたと思って一度購入することをお勧めします!
コレ、薄そうでいいですね。
私はマイクロフォーサーズ用に、LUMIXとPERGEARにしました。
PERGEARも悪くないのですが、絞り環にクリック感がないのが難点です。
Pergearというブランドは初めて知りました。Webの画像で見る限り、このブランドのレンズも良さそうですね。今回購入したTTArtisanとは違う焦点距離を一本買ってみたいです!
コメントをありがとうございました。とても参考になりました!