物欲王

思い付くまま、気の向くまま、物欲を満そう

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PIMの変遷

2005-07-12 18:45:36 | 文房具

皆さんはスケジュール管理や備忘録にどのようなツールを利用しているのでしょう。僕の場合はというと、LOUIS VUITTONのシステム手帳とPCソフトのOutlookを併用しています。紙媒体とデジタルツールの両方を使って個人情報を管理していることになりますね。紙の手帳にもデジタルツールにもそれぞれの良さがあり、またそれぞれのジャンルの中でも多種多様な製品があるのでどれが最も自分にあうのかいつも思い悩みます。

最初にベストだと思えたのはHP 100LX/200LXというPDAです。このPDAは実に秀逸で持ち運ぶのに適当なサイズ・重さ、電源を入れればすぐに(待ち時間なく)使い始められるレジューム機能、使い勝手の良いPIMやLotus 1-2-3をはじめとする充実した内蔵アプリケーション等、長所を挙げはじめるときりがありません。こうした基本機能に加え、そもそもこのPDA自体が実はIBM PC XT互換のMS-DOSマシンであり、様々なMS-DOSアプリケーションをインストールして使うこともできました。今となってはスペックの古さを感じなくもないですが、使い勝手や機能面でこれ以上バランスの良いデジタルツールにお目に掛かったことがありません。

最高にお気に入りだったHP 100LX/200LXでしたが、唯一困るのが打ち合わせなどでホワイトボードに書かれた図を記録しておきたいときなどです。今ならデジカメを駆使される方もいらっしゃるのでしょうが、こういうときには手書きで紙にメモしてしまうのが一番手っ取り早いです。またHP 100LX/200LXのスケジュール管理・To Do管理機能はあまりに秀逸なあまり使い続けるにつれ、外出時にHP 100LX/200LXを家に忘れてきてしまうと自分が今日何をすれば良いのか分からないようになってきてしまいました。そこで手書きの手帳を併用することにしました。

手書きの手帳で印象深いものの1つとしてQUO VADISをご紹介したいと思います。僕は一番大きいサイズの手帳を使っていましたが、かなり便利でした。見開き2ページで一週間の予定が見渡せ、ページ下部や右端にはその日・週の課題を分類して記述できるように工夫されています。HP 100LX/200LXのスケジュール管理をまさに手書きでできるノートという印象でした。

手書きの手帳としてはQUO VADISはかなり完成されていると感じたものの、たまたま使っていたモデルが非常に大きなサイズでオフィスに置いておくには良いのですが持ち運ぶにはやや不便です。次に(ありがちですが)バイブルサイズのシステム手帳を使い始めることにしました。

バイブルサイズのシステム手帳はリフィルも豊富で持ち運ぶにも便利です。スケジュール管理のリフィルはかなり試した結果今のところ日本能率協会1週間見開きバーティカルタイプのリフィルを利用しています。僕が見たことがあるリフィルの中では一番QUO VADISの雰囲気に近く、たいていの文房具屋さんで手に入るのが魅力です。

しかし人間は我が儘なものである程度バイブルサイズの手帳に慣れてくると電子ツールの便利さが懐かしくなります。使い方にもよるかも知れませんが、日常的な手軽さという意味では手書きの手帳が一番便利に感じます。ただし、度重なるスケジュール変更への対応や作業項目の締め切り管理、あるいは過去の情報検索をやろうとするとどうも手書きの手帳では不便です。再びPDAの登場となりました。

もう一度HP 200LXを使おうかなとも思ったのですが、時代はHP 200LXからPalm OS機にシフトしていることもあり、ペン入力は苦手なのですがPalmを購入してみました。HP 200LXのキーボード入力に比べるとやはりPalmのペン入力は面倒に感じます。ただしビューアとして割り切ってしまうとかなり便利に使えることが分かりました。PCとのシンクも簡単にできるので必要事項をPCで打ち込み、外出時にPCで打ち込んだ内容を見るビューアとして活用するのです。

しかしビューアとして割り切ってしまうのならiPodでも良いんですよね。折しもPalm OS搭載機を2機種経たあたりで自宅のパソコンをMacintoshにしました。(当たり前ですが)MaciPodの連携は完璧でMacのiCalとアドレスブックにさえ入力しておけばiPodでいつでもどこでも情報を閲覧することができます。ただしiPodはあくまでも音楽プレイヤーなので操作性はPalmには劣ります。しかしどうせ大して操作しないのであれば肌身離さず持ち歩いている携帯電話でスケジュール管理してはどうかと考えるに至ったのでした。

僕が普段仕事で使っているのは富士通製のF900iでOSにはSymbian OSが採用されている機種です。F900iの素晴らしい点は他のSymbian OS採用機同様PCのOutlookとデータ同期が可能な点です。Outlookでの入力内容によっては若干表示がおかしくなるようなこともないではないですが、実用上ほぼ問題なく同期できるのでかなり便利に利用しています。

紆余曲折あったものの、今のところバイブルサイズの手帳1週間見開きバーティカルタイプのリフィルを入れ、OutlookとシンクしたF900iを併用しています。これはこれでまだ不満があり、1週間見開きバーティカルタイプのリフィルでは日々の細かいメモを書き込むスペースがなく、一方のF900iではやはり機能が貧弱すぎてノートパソコンの持ち歩きが必須になってしまうのです。今の気分ではMOLESKINの大きめのノートとSHARPのSL-C3100を併用すればノートPCからは解放されるのではないかと心密かに期待しています。ただしSL-C3100は結構値が張るので実現できるのは当分先かも知れません。

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