しばらく疎遠になっていた知人の写真をたまたまSNS上で見付け、ふと、もしかしてこの人は政治家になったのではないかと思ったことがありました。単なる勘でしかないのですが、プロフィール写真を見た瞬間にそう感じたのです。
実際その方は議員に転身されていました。普段なら気にも留めない政治家のプロフィール写真であっても、政治家っぽいプロフィール写真のフォーマットがきっとあって、それが自分にすり込まれているのだろうなと初めて意識しました。
となると、それがどういうコードになっているのかを知りたくなります。安直ですがWeb検索をしてみたところ、同じような関心を持っている方を見付けました。
いずれも選挙ポスターのお作法を直球で解説している内容ではないのですが、選挙という目的や主なターゲットセグメントをふまえたときに、選挙ポスターの写真屋デザインがどうあるべきかを丁寧に解説されていて、大変楽しく視聴することが出来ました。
ちなみにこの鈴木心さんという方をお恥ずかしながらまったく存じ上げなかったのですが、よく街中の広告などで我々が目にする写真をたくさん撮っていらっしゃる写真家さんでした。
この動画は選挙写真とは離れてしまいますが、プロの写真家がポートレートをどのような感じで撮っていらっしゃるのかを短時間で圧縮して体験できる内容で、こちらも大変興味深い内容でした。選挙写真もポートレートですが、モデルさんの姿を撮るのもポートレートですよね。伝えたい内容やメッセージのまったく異なる写真を撮るとき、撮り方や最終的にプリントアウトするまでの過程もまったく異なるのだなと、当たり前のことですが感じ取ることが出来ました。
僕の身近な人たちの中には今後政治家になる人は出てきそうにありませんし、僕の技量がプロ写真家の方に近付けることは永遠になさそうですが、身近な人たちを切り取るとき、その写真から少しでも何らかの空気感やメッセージを伝えられるような写真が撮れるようになりたいです。