久し振りに辞書関連の本『比べて愉しい 国語辞書 ディープな読み方』を読みました。この本を読んで気付いたことに、僕は国語辞典の語釈に興味を持っていたものの、どういった単語が立項されているかについてはあまり意識していなかったということです。確かに複数の辞書を持っていれば、ある辞書には載っているけれども、別の辞書には載っていない単語が存在します。
例えば僕が手持ちの辞書で「巨乳」という単語を立項しているのは『明鏡国語辞典』だけです。誤用の指摘が激しい「うるさ型」の辞書のイメージですが、身近な単語の立項という点では『三省堂国語辞典』よりも「攻めている」ことがこの事実一つをとっても分かりますね。
しかし、著者のながさわさんレベルまで比較するには、僕は手持ちの辞書が少なすぎるようです。もう少し辞書が我が家の本棚に増えるまでは、持たざるものの楽しみ方に徹することにいたしましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます