実は、15年前に買ったTUMIのナイロンバッグを今も現役で使っています。僕が使っている製品は既に廃番になっていて、現行製品で言えばエクスパンダブル・オーガナイザー・ラップトップ・ブリーフに相当するでしょうか。
同社の製品はナイロン製でもかなり丈夫で、ショルダーストラップの肩当て部分がすり切れて何度か交換しましたが、バッグ本体は何の問題もなく使えてしまえているあたりは流石です。何かの記事で「TUMIは捨て時が分からない」と書かれているのを読んだことを思い出しました。
しかし、15年も使い続けていると気になる部分がないでもなく、
- ナイロンの外装部分が新品と比べると色褪せて(緑がかって)見える
- ジッパーの開閉がスムーズでなくなってしまった
- 持ち手の部分に使われている革素材がざらざらになった上に、退色している
- カバンの中が妙に臭い(加齢臭?)
などが気に掛かります。とは言え、カバンの機能としては15年経った今でも何の問題もないので、上記の4つを改善してみることにしました。
まず、外装部分をきれいにするためにブラッシングをします。我が家には残念ながら適当なブラシがないので、Amazonで早速検索です。
ぱっと見、靴磨き用なのだろうかと躊躇したのですが、Amazonの製品説明を読む限りではバッグにも使えそうなので、上の馬毛ブラシを使ってみることにしました。
外装部分をブラッシングする限りでは見違えてきれいになるという印象はなかったものの、カバンの内部をブラッシングしたところ効果絶大でした。カバンの底に溜まっていたほこりなどがかなり取れた気がするので、外装部分の効果も推して知るべしですね。もっと早くブラシを買ってブラッシングを定期的にすべきだったと感じました。
ブラッシングの次は拭き取り掃除です。家にあったぞうきんにTUMI純正のファブリック・クリーナーをつけてナイロン部分を掃除してみました。もともとナイロン部分が黒いこともあって、こちらも劇的な変化は感じられませんでしたが、ぞうきんの方にはカバンの汚れが付着して結構きれいになったことが確認できました。
ちなみにナイロン部分の汚れをクリーナーを使って落とす際には、毛羽立ちの少ないぞうきんを使った方が良いです。僕は古いぞうきんを使ったところ、ぞうきんの繊維がナイロン生地に付着してしまい、結局ブラッシングして繊維を払い落としてから再度新しいぞうきんでクリーニングする羽目になりましたので。
ジッパーのすべりは潤滑剤のようなものを塗布すれば良さそうです。潤滑剤と言えばKURE 5-56ということで、最初は5-56のスプレーを買おうかとも思ったのですが、この製品は金属専門のようなので、もう少し汎用性の高そうなシリコンスプレーを試してみることにしました。
この製品の効果は抜群でした。一吹きジッパーの金具部分に拭きかけて、何度かジッパーの開け閉めをするとジッパーの開閉が劇的にスムーズになります。しかも、このスプレーは別にカバン専用という訳でもないので、家の扉などにも吹きかけてみましたが、玄関扉のような重い扉でも信じがたいほど開閉がスムーズになりました。一家に1本必須で購入すべき製品ですね。
革製の持ち手部分ですが、同じ革ということで他社製品のクリーナーとモイスチャライザーを試してみました。
ぞうきんにクリーナーを含ませて革パーツの汚れを落とし、モイスチャライザーで仕上げると、劇的に汚れが落ち「しっとり感」が増しました。しかし、緑色に退色してしまった黒革が元の色に戻ることはありませんでした。革の色合いも含めてある程度元に戻すのであれば、他の方法を検討する必要がありそうです。
最後はカバンの中の臭いとりです。除菌消臭剤が巷にあふれかえっているので、一番簡単かと思いきや、結構手こずりました。
はじめに試したのは消臭スプレーです。
僕はこの消臭スプレーの効果を信じて疑わず、自分のバッグに十分な量を吹きかけて、その後しばらく乾燥させてみました。しかし、意外なことにカバンの中の臭いにはほとんど変化はなく、少なくとも僕のカバンではあまり効果を感じられませんでした。
逆に期待していなかったけれども効果があったのは、アルコール消毒をうたっているウェットティッシュでカバンの中を拭き取ることです。アルコールの臭いが残るかと思いきや、ファブリーズよりも臭いの残りもなく、ブラシでとりきれなかったカバンの中のゴミも拭き取れるので、地味だけれども一番効果的ですね。
カバンの掃除も楽しみつつ、まだしばらくはこのベテランのTUMIを使い続けたいと思います。
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