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中欧ツアーから8   ベラスケス作 「愛娘マルガリータ(8歳)」

2018-10-25 21:05:13 | 旅行
先日台湾で列車事故、18名が無くなった。ご冥福を祈る。
台湾は世界で最も親日的、お年寄りは日本語OK。
台南市の烏山頭(うさんとう)ダムを設計した水利技術者 八田与一(金沢生まれ1886~1942)は台湾の恩人として有名。
ダムそばの銅像にお参りした記憶。

ウィーン美術史美術館の2回目。
スペインの画家ベラスケス(1599-1660 )と言えばスペインハプスブルグ家皇帝フェリペ4世(1605~1665)の専属画家。
ラス・メニーナス(女官たち)」はプラド美術館の至宝。
メインキャストがこのフェリペ4世の「愛娘マルガリータ王女」。

親バカはどこも同じ《早く描いてよ!衣装が重いし、遊びたいんだから!…》
金に糸目をつけないベルベットの豪勢な衣装…膨らんだスカートに高価な刺繡。皇帝フェリペ4世は3,5,8歳の3枚も描かせた。
将来オーストリアのハプスブルク家へ嫁がせるための成長報告とされ、予定通り15歳でオーストリアハプスブルク家の次男に嫁いだ。
めでたし、めでたしのはず。ところが4人の子供に恵まれるも皆早世。本人も21歳で夭折とか。

今年のプラド美術館展(2018年2月国立西洋美術館)には「皇太子バルサダール・カルロス騎馬像(5~6歳)」が公開された。
このフェリペ4世の長男もまたもや16歳で夭折。
 天才ベラスケスは皇帝付画家として朝から晩までハプスブルク家の肖像画を描いたとか…。
蛇足だがスペインハプスブルク家は血族結婚が続きあごのしゃくれた顔が特徴的。



最後にウィーン美術史美術館でドジなお話…
事前調査不足からオランダの画家フェルメール(1632~1675)の「絵画芸術」を見落とした。トホホ!
(現在東京でフェルメール展開催中、全作品37点ほどの作品の内9点も来て大好評だが「絵画芸術」はなし)
尚、他に沢山の名画等を観たが又の機会に。

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