縁

出逢いとは、いつも不思議です。

どんな事も必然であって、その部分が繋がって、
きっかけが出来上がって行きます。不思議です。
今回の旅のお話は、信じられない位の小さな奇跡の繋がりが、
紡いでくれた出逢いでした。

2007年の夏、うぃる の闘病の行方も見えず、
カイヌシ精神的に一番パツパツの頃、それは起きたのです。

ななみ と もりしの初喧嘩
異常なかなきり声を上げる、もりし と ななみ の仲裁に入ったその時、
カイヌシ、ガップリ もりし に喰いつかれました
カイヌシ幼少期から、わん暮らし暦２３年、
飼い犬に噛まれた事は、一度もありません

牙は手のひらに突き刺さり、筋肉(筋)に至っていたために、
ビリビリして動かせず、血はだらだらとしたたり・・・。
結局左手の指は、1週間動かせませんでした・・・。
（完全に痛みが取れたのは、半年後でした・・・）
「カイヌシをここまで噛むか」
うぃる の闘病で参っていたカイヌシ、怒りより悲しくて、もう弱気。

正直、己の愛犬に恐怖を感じる用になってしまっていました。


相談が出来る場所も限られており、本音の部分も言えず・・・。
「人を噛むと癖になる」「噛んだら殺処分しかない」
それは、本当か嘘か、カイヌシ幼少期から聞いていた言葉でした。

じゃあ、もりしを殺せるの？　　　　 ・・・それは出来ないし。
じゃあ、これからどうするの？　　　・・・怖くて頭をなでる事も出来ないよ。
カイヌシの母を襲ったらどうするの？・・・起きてもおかしくないかも・・・。
確かに、一度噛んでしまった後のもりしは、カイヌシにも母にも
威嚇をする事が増えていました。

途方に暮れたカイヌシは、うぃる の病気情報を探した時と同じ様に、
PCの、キーボードを叩いたのです。

「コーギー」「噛む」と・・・。

幾つか検索されてきたものは・・・余り役立つ情報ではなく。
諦めかけていたその時、
「ボー君がやってきた」というブログと出逢ったのです。