認知症が進むと「後退が出来なくなる」
これはよく聞くお話です。
その他にもいくつかチェック項目があって、
認知症である…という結論に至る訳ですが、
今日はそのお話では無くて、
何故、認知症になると狭い場所にハマるようになるのか…というお話。
上に記した理由、後退が出来ない訳だからハマるよね、と
捉えてしまうのはちょっと安易かも知れません。
これは先日の写真ですが…
せがーるの行動を日々チェックしていると、
わざわざ自ら狭い場所を求めていることが分かります。
これは何故なのか…。
先日、食育のJ先生にお聞きした所によると、
犬の脳はまだまだ人の脳ほどは研究が進んでいない点が多いので、
全てを解明できている訳ではないそうなのです。
このことを前置きした上で考察していくと、
どうやら人の認知症の場合、
漠然とした不安を抱えている事が多いのだそうです。
認知症に陥っている訳ですので、
これまで生きてきた形から逸れたまとまらない思考回路は、
生き物にとって「不安」という要素になる様なのです。
これを犬に置き換えた時に、
犬本来の性質、すなわち動物としての本能を考慮すると、
漠然とした不安を抱えているからこそ安心を得たいために
「安心して過ごせる穴倉※のような場所」を動物の本能が求めてしまう。
※身を安心して隠せる巣のような意味
でも認知機能の衰えで「後退」が出来ないのでハマる。
という事なのではないか…と言うお話でした。
人の徘徊も、漠然とした不安が原因になっている事も多いとか。
…とすると、犬の徘徊もこれに当てはめることが出来そうです。
きっと認知機能の衰えが顕著になるほど、
犬らしさ…というか、
動物の本能が優位になってくるのかも知れません。
本来の暮らしの様に過ごせない…
思うように生活出来ないもどかしさは、
人も犬も…生き物であれば皆同じですよね。
上手に支えてあげられたらいいな、と日々…勉強中です。
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