当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

竹生島クルーズと宝厳寺

2011年01月21日 | 日記
弁才天信仰の聖地竹生島クルーズで宝厳寺/都久夫須麻神社に初詣に行ってきました

滋賀の宝物館とか博物館とかの歴史展示物、だいたい絡むんですよね~この島は
琵琶湖は戦国武将にとって大切な場所ですから。
そんなわけでか、武将の信仰がなかなか凄いんです
たびたび火災で焼失したため、現在の伽藍の唐門・渡廊・観音堂・都久夫須麻神社本殿は、豊臣秀頼が片桐且元に命じて復興したものです。
ちなみに。
宝厳寺/都久夫須麻神社とわかれているのは、神仏分離のせい。
この島は本来神仏一体の信仰で発展していたので、神仏分離で弁才天を神社に含めて統一しろみたいなことを政府が言ったみたいですが、弁才天は仏だと寺側が譲らなかったので、寺と神社にわかれることになったらしいです。

しかし、色々各地をフラフラしていると、明治政府の廃仏毀釈と廃城令だけは、時代の流れで仕方ないことと分かっていても、ふざけたマネしやがって…と思ってしまいます。
たぶん、明治政府の重鎮になった方達がいまいち好きになれないというのも、共感がわかない理由ですが(苦笑)…と話が逸れた。

天気も良いのでフェリーが気持ちいい
とりあえず行きは船内で竹生島をビデオ勉強しながらのんびりまったり

そして島到着

島自体は小さいので、船乗り場から見上げて見える範囲がほぼすべてになります。


参道を登って、まずあるのは瑞祥水と呼ばれる霊水です。もちろん飲めます。

この水は、川鵜被害により飲料水が枯れてしまったところに、弁才天さまからの御託宣があって、掘ったところ清浄水が出たそうです。
小さな島なので、掘っても清浄水が出る可能性はほとんどないんですけどねだからこそ凄さが増す御託宣
ちなみにこれが出来たのが平成14年、つい最近の話ってのも驚きでした

 
本堂でもある、弁才天堂。とその周囲。

入口横には、竹生島流棒術発祥の地の石碑と明王さまがいらっしゃいました

堂内はごったがえし
あまりに混んでいたので、先にクルーズの初詣記念に破魔矢をいただき(乗車時に引換券をくれたので)、頃合い見て御参り。
 
この神社では小さなダルマを絵馬のように納めます。山積みのだるまの画はなかなか凄い

御参りを終えたら、次は宝物館と三重塔へ。

宝物館はご覧になられる方がほとんどいないのか、貸切でした


観世音奉安殿。

ここから階段を降りると、国宝の唐門があります。
 
観音堂に繋がっていて、豊国廟から極楽門を移築したものと言われています。
 
 
本当に彫刻が見事
彩色はだいぶ色がはげてしまっていますが、それでも当初の彩色の凄さは容易に想像つきます。

 
西国33所観音霊場の札所でもある観音堂。天井の彩色も素晴らしいです
そしてその奥。

見えてきたのは重文でもある舟廊下。
 
秀吉が朝鮮出兵の際に使った御座船『日本丸』の船底骨組みを天井に使っています。
ここを通って、都久夫須麻神社の本殿へ。

残念ながら本殿は現在修復中
覗いて見えるところの彫刻は、これまた立派なものでした

向かいには海が一望できる拝殿が。
なんだか景色が良いレストランのテラス席みたいです

ここでは、鳥居に向かってかわらけ投げができます。鳥居をくぐれば願いが叶うらしいけど…距離的に力がないと無理では??なかなか難しいです

海の神様、竜神様の拝殿として、狛犬の変わり?に蛇が脇固めてます。
宝珠加えていたりと、リアルなのになんだか愛嬌を感じてしまうお顔でした


そして再びフェリーへ。
帰りは外で風を感じながら
冬だってのにね~(笑)でも天気がいいから気持ち良かった

離れて見える島が竹生島。
う~ん、ここは本当に神様の島の空気が満載でしたよ。離れてみると余計に実感。
 
もう夕方になりかけだったので、日も綺麗
伊吹山も綺麗だぁ~

新年早々、神様のパワーに触れられた気がしましたよ

長浜城

2011年01月21日 | 日記
写真アップしたんで更新~

今年話題の方のゆかりの地へ、約半年ぶりに再び行ってきました(笑)

長浜と言えば本来は秀吉の地ですが、元は小谷
小谷と言えば浅井
浅井と言えば、今年は大河のおかげでお江さんですからね


現在の長浜城は復元天守になります。
伏見城や犬山城をモチーフにしたらしい。
琵琶湖を一望できる位置に建っていて、岸向こうには彦根や安土も見えます
江戸時代になってわりとすぐに廃城されてしまったのですが(豊臣の色が残る城だから仕方ない)、彦根城の天秤櫓は長浜から移したものだとか言われています。
ちなみに↓がその天秤櫓。去年も載せた写真の使いまわしですが

他にも長浜のお寺さんに移されたものがあって、大通寺の台所門は大手門を、知善院の表門は搦手門を移築したと言われています。

 
長浜城、真正面と裏側(琵琶湖側)から
白いのは雪。天気はバリバリのでしたが、年末年始の雪がまだ残っていたので

長浜城の中は博物館になっています。
今回、再び長浜に行ってしまったわけ。
それは…

お江さんの肖像画の修復が終わって初公開だったから
もちろん本物の展示です

一番有名な絵なんで、歴史番組とかでもよく使われているから見ればわかるんじゃないかな?
ホント、年明けの数日の展示だったから、見たかったんですよ
長政やお市の絵(どっちもこれまた有名なやつの複製品)の横に並べて飾られていて、なんとなく「これからこれが生まれたのか…」と見比べしてしまった(笑)
修復された絵は、本当に綺麗に修復されていましたよ。どうしても横に線が入ってしまっていましたが、普通に保存状態の良い絵になってましたね

 
 
天守からの眺め。
本当に天気が良かったので、琵琶湖はもちろん、伊吹山や賤ヶ岳の方まで、バッチリの眺めでした

雪の城はステキだけど、やっぱり青空に映える城がいいね~しかも今回は残り雪プラスという好条件
綺麗だったわ