息子の夢ーその７－

息子の夢を２０１２年１０月７日ぶりにみた。
ーお盆でかえって来るなら　姿を見せて！声を聞かせて！－
と言うおかんの願いが届いたかのように・・・

鍵のかかった玄関のドアを無理やり開けようとする音がする。
「誰やねん」
「おかん、オレやおれ」
「ドアが潰れる。ガチャガチャするな！今、開けるから」
玄関ドアを開けて
「あんた生きとったんかいな。今までどこ行っとたんや」
「沖縄のおばさんのところ」
「えっ？沖縄に親戚は、おらへんで」
「霊感があるおばさんでな、おかんが泣いてるから顔見せたりって言わはるから、お盆には早いけど」
「やっぱりあんたは生きてへんよな」

ぎゅうって抱きしめて、胸をバカバカってボコボコたたいた。
抱きしめる事も声も聞けた。ぬくもりは感じない。
もう夢でしか逢う事は、できないんやね。
夢で逢う事が、できるんやね。

仏間で、おかんとあんたは黙ってあんたのお位牌を見つめてた。

なんてやさしい息子なんだろう。
やっぱり、おかんの自慢の息子やね。
逢いに来てくれて、声を聞かせてくれて　ありがとう。
そして霊感の沖縄のおばさん、ありがとう。

すぐにもとに戻ってしまうけれど、考え方を変えてまた前に進まなければ。

息子と共にみんなが幸せになることを祈ろう。