ねこのにくきゅう「泣き虫おかん日記ー星が笑えばー」

あかいねこの
       ひとりごと 

水無月

2014-06-30 09:09:36 | 日記
水無月という和菓子を食べる日。



6月に入るとあちこちの和菓子屋さんで見かける、三角形のういろうの上に甘煮の小豆を散らしたあのお菓子。京都で暮らす者として、6月30日にこれを食べずして夏は迎えられません!

6月30日は、夏越祓(なごしのはらえ)をするみそぎの日。半年間の身の汚れを祓い、来たる半年の清浄を祈念し、京都ではこの日「水無月」を食べるのです。
その昔、宮中の人々は氷室(京都衣笠山西麓)から氷を取り寄せ、氷を口にして暑気払いをしました。貴重な氷は一般大衆の手には入りにくかったため、麦粉を練って氷片になぞらえて食べたのが水無月です。水無月の三角形は氷室の氷片を表したもので、上の小豆は悪魔払いの意味を表していると言われています。夏の酷暑を乗り切り、無病息災を祈願するお菓子です。




夏場はかき氷も外せないですが、夏を元気に迎えるためにも水無月は欠かせません。



冷やして食べる「冷やし水無月」は蒸し暑い京都にはピッタリかもしれません。



白・黒糖・抹茶の三色があります。



抹茶ういろうはモチモチで、程よい甘さと抹茶の香り。



小豆を閉じ込めている寒天がとても澄んでいて、キラキラと涼しげです。



甘さが優しくあっさりと食べやすいので、女性はもちろん男性にもオススメです。



ピシリと美しい三角形で、暑気払いの氷を模したという云われも納得のビジュアル。


黒糖は黒糖のお味がとにかくはっきりと感じられる水無月。 黒糖好きにはたまらない。



一言で言えば、品の良い水無月。 砂糖の質の良さがすぐに分かる、品の良い甘さと


豆の風味が香り、甘過ぎない水無月。 甘さが控えめな分、豆としっかり目のういろうの調和が良い。



丹波産の大納言小豆を使った、風味豊かな水無月。



歯ごたえが強く、もちもちと腰の強いういろうが特徴。



ピシッと鋭い三角形のういろうに、キメの整った小豆の層。



オーソドックスな見た目の水無月です。 真っ白なういろう部分はしっとりもっちり。

口に運ぶと、まず小豆の上品な甘さが際立ちます。



































コメント (4)
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