本日は久々に長男の部活が休みということで、妻と息子たちは電車に乗って京都の実家へ。残念ながら私はお盆休みもとれないくらいに仕事が詰まっているので、とりあえず朝から3人を駅まで送った後、仕事に集中しています。
さて今日の写真は、京都の街のど真ん中を縦に走る烏丸通り。最近では年に数回しか訪れることのない道路ですが、京都に住んでいた34年間には、もっとも頻繁に利用したメイン道路でした。京都駅の真正面からまっすぐに伸びるこの道は北大路通りまで続き、そのまま直線上で北上したポイントにはかつての北山の実家もありました。古くは道の中央を市電が走っていたことでも知られ、私が高校生だった頃には、この道の下に京都で初めての地下鉄も開通して今に至ります。
母方のおばあちゃんの家が、この烏丸の松原通り近辺にあったので、子供の頃には「おばあちゃん家に行く道」として馴染みの道でもあり、大人になってフリーで仕事を始めた初期の頃には、今のようにネットでの納品が出来なかったため、三条~四条のこの烏丸近辺に沢山あった取引先の事務所を訪れるために頻繁にクルマで走ったことも良い思い出です。
ちなみに京都駅から北大路通りの長い距離を誇るこの烏丸通り沿いには、それぞれの年代に応じた沢山の思い出の場所が存在しますが、中でも印象に残っているのが、御所の蛤御門の前にあるKBS京都という放送局です。高校生の頃、毎週楽しみにしていた金曜日の深夜番組「SONY MUSIC TV」のオンエアリスト(その週に放送されるアーティストと曲名がすべて記載されたチラシ)をもらいに行くために、必ず週に一回、学校の帰り道に寄っていました。また大学生の頃、高辻通りのすぐ側に開店した京都で初めてのタワーレコードも思い出深い場所のひとつ。松原にあったおばあちゃんの家から徒歩2~3分の場所だったので、とにかく通って通って通いまくり(笑)ました。
この10年で大きく京都の街は変わってしまいましたが、高層マンションが両サイドを壁のように遮断してしまった堀川通りに比べると、まだこの烏丸通りは昔の面影を残している部分のある方だと感じますね。