私の好きな音楽ジャンルのひとつに「サウンドトラック」があって、その内容は映画だったりドラマだったりアニメだったり…と、洋邦問わず文字通り、物語のBGMを集めたレコードやディスクがそれなのですが、このジャンルに手を出し始めたのが今から約30年前近く前の中学生の頃だったこともあり、ウチのアナログレコードやCDのライブラリーの中では、結構な比率を占めるくらいの音源となっています。
例えばアニメ音楽と言えど、山下毅雄さんや大野雄二さんのルパン三世の音楽がかっこいいことは、すでに少年時代に気付いていて、再評価された2000年前後のムーブメントに先駆けること16~7年前の高校生の頃に、中古レコード店でほぼすべてのルパン音楽の収集を終えていた私です。またデビルマンやキューティーハニーのBGMにサイケロックやジャズファンクの要素が含まれていることや、少年時代に観ていた石立鉄男さんのドラマのBGMを担当していた大野雄二さんの音楽に洒落たスキャットが多用されていたことも早くからのお気に入りで、アナログからCDに切り替わる前の段階ですでに愛聴していました。ちなみに私が初めて手にしたサウンドトラックは007の音楽集で、小学五年生のことでした。
このように物語のいろんなシーンのために作曲された音楽は私にとって常に魅力的。歌詞はなくてもそのメロディーを聴くだけで、そのお話に登場していた俳優さんや様々なシーンを思い出せる「記憶の扉」のような役割も兼ねているのも魅力です。
最近はウチの息子たちがとっても「ドラマ好き」ということもあって、彼らのために馴染みのTVドラマのCD(写真)を入手することが多くなりましたが、彼らも私と同じように物語と音楽を別々の魅力ある創作物としてとらえているため、これらのCDにとても魅力を感じているようです。
本日は初期ピチカート・ファイヴのメンバーでもあった鴨宮諒さんが手掛けた「ナースのお仕事」のサウンドトラックをゲット。TVドラマのサントラはジャケットのアートワークにも、本編のアートディレクションとはひと味違った趣向が凝らされているものも多く、その辺りも手に取る楽しさにつながっています。今日の写真の5大ドラマは、特に息子たちがその物語に強く惹かれたものばかりです。