私の周りには何年も愛着を持って使い続けているものが沢山ありますが、今日はイラストの下絵を描く時に欠かせないオフィスの手描き用デスクの黄色いスタンドを紹介。
このスタンドと私との出会いは高校1年の時まで遡るので、今から約27年前のこと。同じく今でも現役でCD棚として活躍中の「B&W CASUAL」という、システムファニチュアセットと共に、母方のおばあちゃんからプレゼントしてもらったのが最初でした。このシステムファニチュアセットはすべて白いボディと黄色いアクセントで統一された、今見てもお洒落なセットで、2つの本棚と2つの洋服用クローゼット、大きな天板、引き出し付きローキャビネット、黄色い椅子、そしてこの黄色いスタンド…という8点で構成されていて、当時の私の部屋のじゅうたんがまったりとした黄色だったこともあり、これらの家具の導入で一気に部屋の色調に統一感が出ることになりました。
白い家具の把っ手部分にアクセントとして使われている黄色は、カングーのボディと同じトーンのクールなイエロー。アクセントして使用される木製の棚やクローゼットに対して、ボディ全体にこのイエローが配されているのがデスクチェアと、このスタンドでした。現在2つのクローゼットや椅子は2階の子供部屋に配置されているので、8点のシステムセットが昔のように同じ場所に揃うことはもうないかもしれませんが、このスタンドは27年前と変わらず、いつも私の側にあって、毎日のように使用しているため、これから先ももっとも身近なアイテムとしてお世話になることでしょう。これらの素敵な家具をプレゼントしてくれたおばあちゃんは私がフリーになって一年目の頃亡くなってしまいましたが、こうしてこのアイテムたちは、おばあちゃんの代わりに私の仕事を毎日支えてくれているような気がして、なんだか素敵なことだとあらためて感じます。