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ピースワンコだけが叩かれる理由

2018-09-14 22:00:04 | 2018 偽善団体ピースワンコ
ピースワンコから、殺処分のことや保護犬の存在を知った人たちに届けばイイなと願っています。
ピースワンコQ&A
ピースワンコ大西代表が書類送検



〇 無言の叫び

狂犬病予防違反にて、広島センターがピースワンコへの引渡しを一時中止にした時は安堵しました。
SNSでも批判より「これが改善の糸口になれば」と期待の声が多かったように思います。

しかし、直ぐに譲渡再開...何事も無かったかのようにピースワンコは支援を募り、収容所を拡大していきます。

「神様、何とかして」と祈る日々。
収容された犬たちに、明るい未来はないと解っていたからです。

今回の週刊新潮に掲載された告発は「天の啓示」、あるいは闇に葬られた犬たちの声なき声と受け止めて頂けたらと願います。



〇 関東進出

そもそも、広島で保護した犬の譲渡窓口を関東都心部に設置するということから、ピースワンコの問題が露呈していきます。

皆さんが指摘される「限られた譲渡先を奪取される危機感」というのは、余りありません。
愛護団体側に、殺処分を逃れ幸せになる命が増えることへ異論があろうはずはないのです。

ただ、犬や猫の取り扱いは各自治体で違います。
だから、保護団体の活動範囲で、動物たちと共存できる地域社会を目指すのが適切だと思います。

ピースワンコが越境して、譲渡センター設置に選んだ世田谷・湘南は愛護活動が進んでいました。

私が「野犬問題」を知ったのは3年前、みなしご救援隊代表のブログから。
私自身、在住する23区内では野良犬を30年ほど見ていませんし、話も聞きません。

その環境に、不妊手術をしない保護団体が乗り込んでくるのは、恐怖でしかありませんでした。
不妊手術が済んでいない犬を脱走させ、放置したままの団体です。

私は、社会に不安や迷惑をかけるのは、愛護活動ではないと思います。



〇 不妊手術を軽視

よって現在74団体から「公開質問状」を突きつけられ、昨年5月に不妊手術を拒否する「偽善団体」と週刊新潮に報じられました。

愛護界の2トップ、浅田美代子さん&杉本彩さんも名指しで意見を述べられています。
もちろん、各方面から総バッシング。



〇 転機は好機ならず

ピースワンコが、命に対して真摯に向き合っていないと暴かれたのです。
そして、改善するチャンスでもありました。

大勢の人たちが「対話」を望み「助力」を申し出て、「不妊手術の徹底を懇願」しました。
それらを受け入れられなかったので、ごまかし隠すしかなくなったのだと思います。

現在は、しぶしぶ繁殖制限を進め、収容犬の3割ほどは処置が済んでいるそうです。

譲渡においても「お任せします」から「手術した方がいいかも」ぐらいにはステップアップとか。



〇 命としての意識

ひとつだけ、ピースワンコを擁護し支援し続ける方に解って頂きたいのです。

人のペットに対する意識を変えるって、こんなにも難しいってことを!

「ピースワンコではなく、棄てる人が悪い」という意見が出てきます。
残念ながら、まだ我が国では、飼い主云々という段階ではありません。

ですから、逸走や外飼放棄、遺棄されても、望まれない命が増えないよう、保護動物の譲渡前不妊手術が必須なのです。

保護を必要とする動物を減らす、そうしてから「殺処分ゼロ」なり「飼い主税」を考えるべきだと思います。



〇 まやかしの殺処分ゼロ

殺処分をゼロにするために、本来は「野犬問題」に取り組まなければなりませんでした。

これには「去勢避妊手術の徹底」しかありません。
野犬たちはルーツを紐解けば、迷子や飼育放棄・遺棄でしょう。
まずは、この可哀想な犬たちをなくしていかなくては。

捕獲して、センターからピースワンコ収容所へのスライドは、目の前からいなくなるだけで、野犬自体は永遠に存在し続けることになります。

屋外で過酷な環境にいる犬たちへの対策は考えず、ただ収容し繁殖し、増え続ける犬の譲渡は都心部で。

私の目には、やりたい放題に映りました。
「集金のため話題になるワースト1を選んだのだろう」
「引き出し続け、生かしてさえいれば良いのか」
だんだん、透けて見えてきます。

なんとも善意で支援する人々だけではなく、国民をバカにしていると。



〇 入り口を塞ぐ

つくづく、もったいなかったと思います。
動物にも優しい地域にするため、不幸な命をゼロにするため、前進できたはずなのに。

保護した犬への不妊手術は、人間としての責任です。

愛護団体としては「不妊手術の必要性」を ──
行政へ協力要請、
地域住民の啓発、
支援者にも呼びかけ、
里親様にも周知して貰う、
とにかく関わった人全てに伝えていく...
それを何年も、あきらめず挫けず。

ピースワンコへの広島行政の対処は、動物愛護後進国での確固たるワーストワンならではの噴飯ものでした。

しかし、地域の住民の意識が変わりつつあり、声が大きくなった頃に、ようやく行政は重い腰を上げるものだと、前例から思い知らされています。

私は、人間のエゴで不幸な命を量産し、それを殺処分ゼロとの交換条件で推し進めたピースワンコを許せません。



〇 いつまでも何度でも!

命です、一生懸命に生きています。

棄てられ野垂れ死にしたり...
罪もないのに殺処分されたり...
逃げ場のない狭い室内に閉じ込められたり...
適切な治療を受けずに病気に苦しんだり...
ストレスから襲われて噛み殺されたり...
この世に生まれたばかりで食べられたり...

「不妊手術」を1度きり施すだけで、悲しい運命の動物たちを減らせます。

小さな命を不幸にするのも幸せにするのも、私たち人間です (*ΦωΦ*)

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