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羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口三千三とプロレス

2021年08月26日 07時04分31秒 | Weblog

「私家版 野口三千三伝」東京編 東京藝大、ボディビル、美容体操、サーカスの話に続いて、プロレスについて書き始めている。

野口先生が、プロレス中継を街頭テレビで見たであろう昭和29年、30年ごろ。

当時のマスコミの扱い方を調べている。

プロレスは当時スポーツ扱いだった。

現在とは全く違う評価だったことがわかってきた。

その裏付けを取るために国会図書館に出かける。

コロナ禍が恨めしい。

予約をしないと自由に入ることができない。

なんと今月31日を申し込んだが、今週末、金曜日にならないと抽選結果が届かない。

『信じるとは、負けて、参って、任せて、待つ』

野口三千三先生の名言を、コロナの一年半に、何度つぶやいたことか!


朝カルオンライン野口体操講座 13回目のお知らせ

2021年08月24日 15時45分21秒 | Weblog

8月も残り1週間となりました。

コロナ禍の自粛生活になって、一年半になろうとしています。

時間が経つのが早いとおっしゃる方も多い。

いつの間にかオンラインレッスンも日常化してきました。

明治大学シェイクスピアプロジェクトの野口体操WSは、今年もオンラインでした。

演劇にとって対面で稽古ができないことは不自由極まりない。

参加する学生たちは、2年目の今年もオンラインで稽古に励んでいます。

11月は、ハイブリッド公演になっても、観客を入れてもらえることを祈っている。

さて、本題。

朝カルオンライン野口体操講座は、9月は4日土曜日3時半からです。


コロナ禍の野口体操

2021年08月12日 12時54分11秒 | Weblog

2021年8月12日朝日新聞朝刊・教育欄の記事を読んで。

「個の自由」を求める野口体操。
この体操が生まれた背景には、野口三千三の戦争体験がある。
一年の始まりは一月元旦ではなく八月十五日だ、と戦後を生きた野口。
戦前・戦中・戦後を通して、体育(体操)指導者として生きた、生きざるえなかった野口が求めた体操は、「個」に徹することだった。いわゆる「個人主義」とは違う「個」の求め方だった、と私は思う。
 
野口没後かれこれ24年近くが経った。
現在、特にコロナ禍における教室のあり方に急激な変容があった。
それぞれがきつい現状の暮らしの中で、自然な成り行きとして、教室に集う人々が「小さなケアのコミュニテイ」を「ゆるやかなケアのコミュニティ」を「縛りのゆるいケアのコミュニティ」を求めているのではないか。
そのような教室のあり方、本来の野口体操が持つ可能性を、考えるヒントとなるのではないか、と記事を読みながら戦慄が走った。
 
つまり、この記事は、コロナ禍で私が経験した野口体操の教室のあり方を模索していた私には、とても勇気づけられる内容だった。
早速『文化人類学の思考法』を注文した。明日、届けられるようだ。
 
いつものことながら、文は推敲してません。走り書きです。

オンラインに助けられて

2021年08月06日 08時00分14秒 | Weblog

酷暑。

今年も明治大学シェイクスピア・プロジェクトのWSが始まった。

演目は、憧れの「ロミオとジュリエット」。

明大創立140年の記念である。

 

すでに稽古はオンラインで始まっている、と言う。

野口体操ももちろんオンライン。

昨日は一回目であった。

実感! すっかりオンラインが定着した。

朝カル講座も明日8月7日(土)3時半から70分の遠隔講座である。

コロナ禍と酷暑の中、オンライン講座は身を守りながら継続できる良さがある、と思っている。

こうした形で、野口体操をお伝えできるありがたさを感じる昨今である。

 


北斎「画本早引」

2021年08月03日 08時55分33秒 | Weblog

北斎「画本早引」

「絵手本」下図見本・独習用に北斎が作り上げた。いろは四十八文字で図柄を引き出せるように配列工夫されている。

江戸イラスト百科としても興味深い。

室町時代に作られた『節用集』(参照・国会図書館デジタルアーカイブ)漢字熟語を中心として、「いろは」順に配置された字引に倣っている。

手習の場合「あいうえお」の五十音図ではなく、「いろは」によることを思い出した。


「いろは」に尽きる・・・・大人の夏祭り

2021年08月03日 07時36分10秒 | Weblog

久方ぶりに活気に満ちたレッスンになった。

北斎さまさま!

「いろは」が日本文化の基底にあって、日本人の心を支えていることに気づく。

野口三千三の「腰でいろはを描く」の楽しさ以上に色とりどりの「三尺遊び」に興じた。

オトナの夏祭り。

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レジュメ

2021年8月1日(日)朝日カルチャー「日本文化・いろは」「北斎」

「北斎づくし」展 2021年7月22日〜9月17日 東京ミッドタウンホール 六本木東京ミッドタウンB1

  • 本日のテーマ:「北斎づくし」「いろはづくし」
  • 日本文化の基底に「いろは」あり。
  • 『節用集』(室町時代・熟語を中心とした字引)。北斎『画本早引』、「いろはカルタ」野口体操「いろは歌を描く」へ
  • 漢字文化圏。文字は記号ではない。「音」「義」「象」を持つ漢字の特性。
  • 「北斎漫画」 「冨嶽三十六景」
  • 『画を描くとはすなわち真の姿を写すこと』画狂人北斎
  • 「画本早引」東京美術 江戸文化イラスト百科 永田生慈監修
  • 「色は匂へど散りぬるを我が世誰そ常ならむ有為の奥山今日越えて浅き夢見じ酔ひもせず」
  • 『ひらがな「いろは」は、多くの日本人が長い時間をかけて創り上げた「からだの動きのモデル・サンプルです。言葉・文字は、無数の「もの」や「こと」の本質を抽出して、それぞれが混乱することなく識別できることを条件として創り出されたものだと考える」野口三千三
  • 「京いろはカルタ」「江戸いろはカルタ」
  • 芥川龍之介『人生の深い思想を観てとり、大人の自分たちが生きていくのに必要な思想は、子供たちが遊んだいろいろないろはカルタの文句に尽きているのではないか』『いろはカルタ』解説書より
  • 鶴見俊輔『文句の内容が青年たちの思索の羅針盤として働き、この百年あまりの日本人の生活のしるべとなってきた』と指摘。『いろはカルタ』解説書より
  • 北斎ポスター画『江戸・いろはカルタ』の『「あ」頭隠して尻隠さず。悪事や欠点の一部を隠したつもりになっていること。このことわざは絵を見なければ取り立ててどうということはない。だが、古い絵札は褌姿の男が尻を丸出しにしたまま上半身を隠している様が描かれており、お世辞にも上品とは言いがたい代物なのだ。なお、古くは人間を用いずに鳥で、特に雉が頭を叢に隠す様子が表現されていた。』『いろはカルタ』解説書より 

資料:発売元・奥野かるた店 製造元・任天堂 解説文・時田昌瑞


朝カルオンライン野口体操講座12回目

2021年08月02日 14時03分10秒 | Weblog

今週、8月7日(土)は、朝カルオンライン講座12回目です。

昨年の9月からはじまったオンラインは、早くも1年を迎えます。

おかげさまです。

コロナ禍でなくても、対面ではご参加いただけない方々にも野口体操を体験していただけることは、ありがたいことです。

オンラインでの良さも知りました。

できるかぎり継続したいと思っています。

では、土曜日にお目にかかりましょう。

今回のテーマは、「楽な動き方を探りましょう」です。