日本刀鑑賞の基礎 by ZENZAI  初心者のために

日本刀の魅力を再確認・・・刀のここを楽しむ

刀 近江大掾忠廣

2017-12-08 | 
刀 近江大掾忠廣


刀 近江大掾忠廣

 江戸時代に綺麗な刃文を表現した刀工とその作品を紹介している。極上の小板目肌に直刃を焼いて高く評価を得ているのが忠廣。大坂刀工と同様に、小板目肌や小杢目肌を基調としている。日本刀を産業とした肥前鍋島家のお抱え刀工であることと、頗る人気が高かったこと、長命であったことから比較的作品が多く、目にする機会も多いと思う。先に紹介した助直などとも地鉄の質感が違うところが良く判ると思う。小板目肌に均質の地沸が付いているところが小糠を蒔いたような、と表現されることから、この肥前肌を小糠肌ともいう。刃文は刃境に小沸が付いて刃文が沸の帯のようになるところも肥前刀の特徴。220□