解剖生理学じゃなくて、疾病学で聞いたんだった。プロファイリング。
その日は一日中、疾病学の授業で、数々の死体の写真や、病変の臓器の
写真を見て少々、気分が悪くなった。
しかし、病変の臓器の写真を見ることが出来るという事は、死んだ後に
臓器を取り出していいと了承してくれた人がいるから、見ることができる
ということを忘れてはならない。
疾病学を学ぶときに発生学も少々学ぶ。
ショッキングな子供の写真。
受精卵から人間になるのって、後ろから前に閉じていくんですよ。
細胞分裂を繰り返しながら筒になっていくっていうのかな。
ショッキングな赤ちゃんの写真。
顔というか、頭部があって、口はあるんだけど・・・
真ん中に目が一つなのね。でも、中の眼球は2つだから黒目が2コ見えるのよ。
で、おでこの部分にこぶの様なものがひとつ・・・・。
後ろから前に発生するから、発生途中で何らかの要因により
目が2コ出来なかったんだよね。そして、こぶの様に見えるのは鼻。
発生したけど、降りて来なかったんだよね。
似たような写真を他にも見たけど・・・。
単眼症といって、生きては生まれてきません。死産です。
先天性奇形の写真は他にもいくつか見せていただきました。
俗に言う兎唇。
これも、発生学上の問題で、後ろから発生して顔の前で閉じるから
うまく閉じないと顔の真ん中の唇が割れちゃうんだよね。
場合によっては口腔内も割れているので上顎に穴が開いちゃっているとかね。
でもこれはオペで治ります。
そして続く写真は、虐待。DV。
今まではカラー写真だったけど、ここからは白黒でした。
ネグレクトによる衰弱死の子供。
まるでミイラです。
太ももまでも、ガリガリ。
これが意味する事は、人間、飢餓状態になると、まずは肝臓が蓄えている
糖分をエネルギーとして、体内に送り出します。それが無くなると、次は
脂肪をエネルギーとして送り出します。
それまでも使い切ってしまっても、人間の命は生きようとしますから、
今度は体内のタンパク質を分解し始めエネルギーに変えていきます。
人間の身体でいちばんタンパク質がある部分が太もも。大腿部です。
高齢者でも一緒。大腿部が痩せてきたら、栄養失調状態に陥ってきていると判断します。
その次に見た写真は、一見泥まみれに見えるうつ伏せの赤ちゃん。
実は便まみれになっていて、肺炎を起こして亡くなったそうです。
その次は、オムツ1枚の写真。
オムツまでもが、シャリシャリなほど凍っていたそうです。
虐待をしている親は、その認識が低い事が多い。
「自分も親にこうして育てられた」
そのような発言が多いそうです。そこから、ケアしていかないといけないんです。
そして幼児虐待を発見した場合には通報しなくてはいけないんです。義務です。
続いてDV。
1枚目の写真は女性の左目のアザ。
このような女性達は口を揃えて言います。
「転んだんです」
転んだ場合には凹部はケガしません。
凸部です。アゴとか頭とか。
目を殴るという行為は、顔見知りだそうです。
人は見ている部分を殴るそうです。
本当に犯罪を起こすつもりで、暴行する際には後ろからという
相手に見られない位置から暴行を加えるそうです。
もう一枚は、左の唇の裏側の内出血。
グーで殴ると殴られた場所が内出血するので、顔の表面に
内出血がなく、口腔内ってことは、手のひらで殴っているそうです。
そして、左側を怪我しているので、相手は右手で殴っていると。
そうやって、プロファイリングしていくって言っていました。
DVを受けている人が、それを表出しない理由のひとつに
DVをする側の態度の豹変です。暴行を加えたあとに、突然、優しくなる。
その優しさの方を信じてしまうそうです。
本当のこの人の姿は優しいはずだ・・・・と。
DVを発見した場合には、通報は義務ではなく通報に努めるんです。
それは、受けている側が自分で言って来ない理由も汲み取るとこからきているそうです。
幼児や高齢者は自ら通報出来ない場合もあるから、発見者は通報の義務があるんです。
それにしても、切ないですね。
今のところ、臨床にいて虐待らしきアザに出会ったことはまだないのですが・・・。
その日は一日中、疾病学の授業で、数々の死体の写真や、病変の臓器の
写真を見て少々、気分が悪くなった。
しかし、病変の臓器の写真を見ることが出来るという事は、死んだ後に
臓器を取り出していいと了承してくれた人がいるから、見ることができる
ということを忘れてはならない。
疾病学を学ぶときに発生学も少々学ぶ。
ショッキングな子供の写真。
受精卵から人間になるのって、後ろから前に閉じていくんですよ。
細胞分裂を繰り返しながら筒になっていくっていうのかな。
ショッキングな赤ちゃんの写真。
顔というか、頭部があって、口はあるんだけど・・・
真ん中に目が一つなのね。でも、中の眼球は2つだから黒目が2コ見えるのよ。
で、おでこの部分にこぶの様なものがひとつ・・・・。
後ろから前に発生するから、発生途中で何らかの要因により
目が2コ出来なかったんだよね。そして、こぶの様に見えるのは鼻。
発生したけど、降りて来なかったんだよね。
似たような写真を他にも見たけど・・・。
単眼症といって、生きては生まれてきません。死産です。
先天性奇形の写真は他にもいくつか見せていただきました。
俗に言う兎唇。
これも、発生学上の問題で、後ろから発生して顔の前で閉じるから
うまく閉じないと顔の真ん中の唇が割れちゃうんだよね。
場合によっては口腔内も割れているので上顎に穴が開いちゃっているとかね。
でもこれはオペで治ります。
そして続く写真は、虐待。DV。
今まではカラー写真だったけど、ここからは白黒でした。
ネグレクトによる衰弱死の子供。
まるでミイラです。
太ももまでも、ガリガリ。
これが意味する事は、人間、飢餓状態になると、まずは肝臓が蓄えている
糖分をエネルギーとして、体内に送り出します。それが無くなると、次は
脂肪をエネルギーとして送り出します。
それまでも使い切ってしまっても、人間の命は生きようとしますから、
今度は体内のタンパク質を分解し始めエネルギーに変えていきます。
人間の身体でいちばんタンパク質がある部分が太もも。大腿部です。
高齢者でも一緒。大腿部が痩せてきたら、栄養失調状態に陥ってきていると判断します。
その次に見た写真は、一見泥まみれに見えるうつ伏せの赤ちゃん。
実は便まみれになっていて、肺炎を起こして亡くなったそうです。
その次は、オムツ1枚の写真。
オムツまでもが、シャリシャリなほど凍っていたそうです。
虐待をしている親は、その認識が低い事が多い。
「自分も親にこうして育てられた」
そのような発言が多いそうです。そこから、ケアしていかないといけないんです。
そして幼児虐待を発見した場合には通報しなくてはいけないんです。義務です。
続いてDV。
1枚目の写真は女性の左目のアザ。
このような女性達は口を揃えて言います。
「転んだんです」
転んだ場合には凹部はケガしません。
凸部です。アゴとか頭とか。
目を殴るという行為は、顔見知りだそうです。
人は見ている部分を殴るそうです。
本当に犯罪を起こすつもりで、暴行する際には後ろからという
相手に見られない位置から暴行を加えるそうです。
もう一枚は、左の唇の裏側の内出血。
グーで殴ると殴られた場所が内出血するので、顔の表面に
内出血がなく、口腔内ってことは、手のひらで殴っているそうです。
そして、左側を怪我しているので、相手は右手で殴っていると。
そうやって、プロファイリングしていくって言っていました。
DVを受けている人が、それを表出しない理由のひとつに
DVをする側の態度の豹変です。暴行を加えたあとに、突然、優しくなる。
その優しさの方を信じてしまうそうです。
本当のこの人の姿は優しいはずだ・・・・と。
DVを発見した場合には、通報は義務ではなく通報に努めるんです。
それは、受けている側が自分で言って来ない理由も汲み取るとこからきているそうです。
幼児や高齢者は自ら通報出来ない場合もあるから、発見者は通報の義務があるんです。
それにしても、切ないですね。
今のところ、臨床にいて虐待らしきアザに出会ったことはまだないのですが・・・。
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