ビューティフル・マインドって映画を見た事がありますか?
今日、精神看護方法の授業で初めて見ました。
うちの学校では、ドラマや映画を教材として使う事が結構あります。
危機モデル理論を学ぶのに『1リットルの涙』を見たり
告知について学ぶのに『ブラックジャックによろしく』を見たり
小児看護では、24時間テレビのドキュメントを見たり。
なので、普通にドラマや映画を見る視線と私達の視線は
ちょっとだけ違うかもしれません。
実際にビューティフル・マインドのあらすじをサイトで読んでも
どこにも『統合失調症』の話は出てきません。
統合失調症とは、最近まで精神分裂病と呼ばれていた病気です。
精神が分裂するわけではなく、脳内のドーパミン、神経伝達物質の
働きがうまくいかないため思考に障害がおきる病気です。
あの映画の中では、インスリンショック療法を出てきますが、
現在は行われていませんが近年まで実際に行われていた治療です。
インスリンを打ち、人工的に低血糖状態にさせます。
昏睡に陥るわけですが、覚醒したときによくなっている場合もあると。
もちろん、そのまま死に至る場合もある危険な治療法です。
他にも精神科では電気ショック療法というのもあって
現在では、麻酔をかけて無意識の状態で行い、痙攣も起こさないのですが
ちょっと前までは、麻酔もかけず普通に起きている状態で
頭に電気を流す時代でした。痙攣がおき、骨折もあるそうです。
治療というより、拷問にちかくそれだけ精神疾患に偏見もあった
ってことだと思います。治療自体には効果もあるのですが、
人権が守られていないというか・・・。
この映画にあるように、統合失調症では幻覚・妄想といった
症状がでます。今まで、幻聴はあっても幻視はないといわれて
きましたが、近年での研究では、幻視もあるのではないかと言われています。
思考のメカニズムは、まだまだ難しく解明されていません。
この映画を見せてくれた精神看護の担当の教員は
元・精神科の看護師です。自らも精神科が専門である、と言います。
授業時間の関係上、この映画を途中から1時間20分ほど
見ているのですが、私は途中で、もしかして実話かな?と
思ったのですが、最終的に自分の疾患を受容することから、
作り話だから出来る話か~、と思ったのですが、実話だそうです。
この映画は先生が、精神科で働き始め
壁にぶつかったときに出会い救われた映画だそうです。
統合失調症の患者をどうしても理解する事ができない。
幻覚・妄想に支配されることが、どういう状態なのかわかってあげられない。
そんな時にこの映画に出会い、先生はこの映画のモデルの主人公に
どうしても会って話がしたくて、方々、手を尽くして実際に主人公に
家族に会ってきて話をしたそうです。
淡々と病気について説明してくれたそうです。
まわりの人からの偏見があるけど、自分達ではどうしようもならない。
わかって欲しい・・・・。先がない・・・・。
永遠に・・・・永遠にこの状態が続くのです。
自分を自分で作って行くほかならないのです。
と、淡々と話してくれたそうです。
先生は泣きながら言いました。
『人への思いやりは、どんな可能性でも作り出せる』
私、鼻水垂らしながら号泣でした。苦笑。
この授業は、1限目だったのですが、もう2限目も3限目も
引きずってしまい、今に至ります。苦笑。
明日、3科目テストなのですが・・・・。
困っています。苦笑。半べそかきながら、コレ、打ってます。苦笑。
そして、あくまでも授業なので課題・レポート提出があります・・・orz
タイトル『受容・共感・傾聴について』
(1)自分が主人公と同じ疾患だったら
(2)家族および友達が主人公と同じ疾患であると知ったら
(3)この疾患・障害をもつ看護に必要なことは
よかったら、この映画、私達の目線を知った上で見てみて下さい。
あなたが信じてきた今までが実は妄想だったらどうしますか。
私は統合失調症が、幻覚・妄想に支配されることが
どんなに苦しい事なのかやっと理解できた気がします。
今日、精神看護方法の授業で初めて見ました。
うちの学校では、ドラマや映画を教材として使う事が結構あります。
危機モデル理論を学ぶのに『1リットルの涙』を見たり
告知について学ぶのに『ブラックジャックによろしく』を見たり
小児看護では、24時間テレビのドキュメントを見たり。
なので、普通にドラマや映画を見る視線と私達の視線は
ちょっとだけ違うかもしれません。
実際にビューティフル・マインドのあらすじをサイトで読んでも
どこにも『統合失調症』の話は出てきません。
統合失調症とは、最近まで精神分裂病と呼ばれていた病気です。
精神が分裂するわけではなく、脳内のドーパミン、神経伝達物質の
働きがうまくいかないため思考に障害がおきる病気です。
あの映画の中では、インスリンショック療法を出てきますが、
現在は行われていませんが近年まで実際に行われていた治療です。
インスリンを打ち、人工的に低血糖状態にさせます。
昏睡に陥るわけですが、覚醒したときによくなっている場合もあると。
もちろん、そのまま死に至る場合もある危険な治療法です。
他にも精神科では電気ショック療法というのもあって
現在では、麻酔をかけて無意識の状態で行い、痙攣も起こさないのですが
ちょっと前までは、麻酔もかけず普通に起きている状態で
頭に電気を流す時代でした。痙攣がおき、骨折もあるそうです。
治療というより、拷問にちかくそれだけ精神疾患に偏見もあった
ってことだと思います。治療自体には効果もあるのですが、
人権が守られていないというか・・・。
この映画にあるように、統合失調症では幻覚・妄想といった
症状がでます。今まで、幻聴はあっても幻視はないといわれて
きましたが、近年での研究では、幻視もあるのではないかと言われています。
思考のメカニズムは、まだまだ難しく解明されていません。
この映画を見せてくれた精神看護の担当の教員は
元・精神科の看護師です。自らも精神科が専門である、と言います。
授業時間の関係上、この映画を途中から1時間20分ほど
見ているのですが、私は途中で、もしかして実話かな?と
思ったのですが、最終的に自分の疾患を受容することから、
作り話だから出来る話か~、と思ったのですが、実話だそうです。
この映画は先生が、精神科で働き始め
壁にぶつかったときに出会い救われた映画だそうです。
統合失調症の患者をどうしても理解する事ができない。
幻覚・妄想に支配されることが、どういう状態なのかわかってあげられない。
そんな時にこの映画に出会い、先生はこの映画のモデルの主人公に
どうしても会って話がしたくて、方々、手を尽くして実際に主人公に
家族に会ってきて話をしたそうです。
淡々と病気について説明してくれたそうです。
まわりの人からの偏見があるけど、自分達ではどうしようもならない。
わかって欲しい・・・・。先がない・・・・。
永遠に・・・・永遠にこの状態が続くのです。
自分を自分で作って行くほかならないのです。
と、淡々と話してくれたそうです。
先生は泣きながら言いました。
『人への思いやりは、どんな可能性でも作り出せる』
私、鼻水垂らしながら号泣でした。苦笑。
この授業は、1限目だったのですが、もう2限目も3限目も
引きずってしまい、今に至ります。苦笑。
明日、3科目テストなのですが・・・・。
困っています。苦笑。半べそかきながら、コレ、打ってます。苦笑。
そして、あくまでも授業なので課題・レポート提出があります・・・orz
タイトル『受容・共感・傾聴について』
(1)自分が主人公と同じ疾患だったら
(2)家族および友達が主人公と同じ疾患であると知ったら
(3)この疾患・障害をもつ看護に必要なことは
よかったら、この映画、私達の目線を知った上で見てみて下さい。
あなたが信じてきた今までが実は妄想だったらどうしますか。
私は統合失調症が、幻覚・妄想に支配されることが
どんなに苦しい事なのかやっと理解できた気がします。
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