「原発・放射能 これまでとこれから」学習・講演会

2011年07月30日 20時21分23秒 | 日記

29日、日本共産党足立区議団が主催した「原発・放射能 これまでとこれから」と題する放射能問題の学習・講演会が北千住のシアター1010のギャラリーで行われ、284名が参加しました。

講師は今TVでも引っ張りだこの放射線防護学の第一人者の野口邦和さん。

ぬかが区議幹事長の司会ではじまり、主催者である区議団の針谷区議団長があいさつ、鈴木区議政調委員長がこれまでの区議団の取り組みと、区長に緊急申し入れを行ったことを報告しました。

野口さんはプロジェクターを使って牛肉から放射能汚染が報道されたことから話しに入り、放射能からどう身を守るのか、放射能をめぐる誤解や間違った認識などをわかりやすく明快に解説、大気中の放射性物質の流出は減りつつあり、新たな爆発が起こらない限りは、生活も平常に戻りつつあるなか、今度は地表に落ちた放射性セシウムの監視や生活上のいくつかの注意点を詳しく話してくれました。

 今、日本で起きていることは世界で初めての事態である中、「ムダな放射線」はできる限り浴びないことが原則であり、そのために住民ができることもわかりやすく話されました。

会場からの質問用紙には29人から40項目をこえる質問が寄せられ、野口さんはそのほとんどに明確に答えてくれました。

参加者から「放射能についてわかりやすく説明してもらい参考になりました。これからは放射線量を調べて、対策をとらせていく運動が必要だと感じました」との感想も寄せられました。

 大島都議も参加し、都議団が東京の東部地域の放射線量の調査に基づいて東京都に申し入れを行い、対策を求めたことを報告しました。