オウム事件 松本死刑囚など刑執行
最大の教団施設をもつ足立区
7月6日、オウム真理教による一連の事件の松本死刑囚と元幹部6人の死刑執行が行われました。
死刑囚遺体は遺族に返還
死刑執行後の遺体は、死刑囚遺族に「引き取り」意向確認をしますが、通常は死刑囚遺族は殆ど引き取りにきません。しかし「オウム」事件の特殊性を考えると、遺体として足立区内に引き取られる可能性があり、実際に一遺体が区内施設に引き取られました。
オウム真理教が分裂し最大の集団であるアレフの足立の教団施設内には「麻原彰晃を祀った写真」が祭壇に今もあります。今後何がおきるかわかりません。
足立区では、死刑執行後ただちに「小菅拘置所」と「足立区入谷の教団施設」周辺を警戒し「青パトカー」の配置や見守りを強めています。
私たち(日本共産党)は、このオウム真理教に対し、80年代当時、警察がちゃんと動かなない時期から「カルト集団に若者が巻き込まれる」問題として、上区一色村はじめ地域の共産党議員が身体をはって住民と共に教団の危険性を告発してきました。
教団をめぐる裁判は終結しましたが、何故、高学歴の若者たちが荒唐無稽な教義を信じ、殺人に手を染めたのかなどの解明は不十分です。サリン事件では後遺症に苦しむ被害者が今も多くおり補償も不十分です。
二度とこのようなことが起きないよう、区民の安全のために、オウム対策議員連盟の一員としてがんばります。
2016年3月の写真です。