表現38)All things considered, I think you are right.(いろいろ(全てのこと)考えてみると、君の方が正しいみたい。)
All things considered, …が今回の表現です。使う時は、これ全体で使って くださいね。全てのこと(all things)をconsidered(考慮した)、ではなく…、全てのこと(all things)が(have been)considered(考慮された)結果、どうだったのかをその後に続けて言う、言い回しです。そう、この時のconsideredは、過去分詞です。
「~なので、~だ」「~しながら、~した」「~している時に、~した」など、主要な文(~だ、~した)を説明する句(~なので、~しながら、~している時に)には、前提、状況、時間等を示す、その句とその後の文をつなぐ言葉(なので、しながら、の時、等)が必要となります。つまり、二つの文をつなぐには、それらをくっつける何かが必要ということですね。二つの文を一番簡単につなげるには、andとかbutがありますが、それでは二つの文が独立してしまい、前の部分(文)が後の文につながらなくなるので、使えません。そこで、英語では、そのつながりをはっきり示す言葉(since, while, when等)を使うか、それを言わないで、分詞(現在分詞、過去分詞)を使って、その伝えたい意味を込めるかのどちらかを選択します。
All things considered, を見てみると、この部分と後に来る主要な文(I think you are right)をつなぐ語(~してみると、~した結果、などを示す語)はありませんよね。なので、この場合は、分詞であるconsideredがつなぎの役目をする語になり、「(全てのことが)考えられた、その結果」といった意味を持つようになるのです。その含まれている意味は表面には出ていないので、その分詞(considered)が示す意味合いは、聞き手の理解にゆだねられることになります。なので、それを自然な日本語に訳そうとすると、なかなかこれといったものがなく、「考えてみると」「考えた結果」「考えたならば」「考える時」…どれでもいいような…感じになるわけです。
要は、「考慮された」と言う事実があったことを、過去分詞を使って述べ、で、その結果どうなのかを後の文で説明する、という文章構造になっている…そう理解するとわかり易いのではないかと思います。例をいくつか挙げてみましょう。
Pressed too hard against the door, I could not move at all.
(ドアに強く押しつけられていたので、身動き一つできなかった。)
Disappointed by the result, Jim gave up his dream.
(その結果に落胆し、ジムは夢をあきらめた。)
どうですか?この感覚、わかります?まあ、今回は、とりあえず、All things considered, … だけをしっかり理解してもらえばいいです。では、今回の表現を使った会話を見てみましょう。Okay. Here you go!
(at a restaurant)
David: Jill, have you made up you mind?
(ジル、気持ちは決まったかい?)
Jill: Well, I think I will order a steak.
(え~と、ステーキにしようかしら。)
David: I am not talking about the order.
(注文のことを言ってるんじゃないよ。)
Jill: What is it that you are talking about then?
(じゃあ、何のことを言ってるの?)
David: About our marriage, Jill.
(僕たちの結婚だよ、ジル。)
Jill: Ah, about that. Well, all things considered, I am not ready yet.
(ああ、そのことね。まあ、いろいろ考えたんだけど、まだその時じゃないわ。)
David: You have not been ready for 5 years.
(もう5年間もその時じゃなかったわけだね。)
Jill: I want to enjoy my single life for some more time. Don't you?
(もうちょっと独身生活をエンジョイしたいのね。あなたもそう思わない?)
David: I do not. All right, then. Now is the time to say goodbye, all things considered.
(思わない。わかったよ、じゃあ。今がさようならを言う時かな、こんな状況を考えるとね。)
Jill: Really? But, before that, can I order a New York steak, 300 grams?
(本当?だけど、その前に…ニューヨークステーキ、300グラム、注文していい?)
David: Sure. I will order the same thing. Jill!
(いいよ。僕も同じのにしよう。ジ~ル!)
男は欲しいものをなかなか自分のものにできないようですね。ま、それはともかく、All things considered, …の表現は、皆さんはしっかり自分のものにしたんじゃないでしょうか。では、今回はこの辺で。See you soon, guys! Bye! Nao
(End of Story)
All things considered, …が今回の表現です。使う時は、これ全体で使って くださいね。全てのこと(all things)をconsidered(考慮した)、ではなく…、全てのこと(all things)が(have been)considered(考慮された)結果、どうだったのかをその後に続けて言う、言い回しです。そう、この時のconsideredは、過去分詞です。
「~なので、~だ」「~しながら、~した」「~している時に、~した」など、主要な文(~だ、~した)を説明する句(~なので、~しながら、~している時に)には、前提、状況、時間等を示す、その句とその後の文をつなぐ言葉(なので、しながら、の時、等)が必要となります。つまり、二つの文をつなぐには、それらをくっつける何かが必要ということですね。二つの文を一番簡単につなげるには、andとかbutがありますが、それでは二つの文が独立してしまい、前の部分(文)が後の文につながらなくなるので、使えません。そこで、英語では、そのつながりをはっきり示す言葉(since, while, when等)を使うか、それを言わないで、分詞(現在分詞、過去分詞)を使って、その伝えたい意味を込めるかのどちらかを選択します。
All things considered, を見てみると、この部分と後に来る主要な文(I think you are right)をつなぐ語(~してみると、~した結果、などを示す語)はありませんよね。なので、この場合は、分詞であるconsideredがつなぎの役目をする語になり、「(全てのことが)考えられた、その結果」といった意味を持つようになるのです。その含まれている意味は表面には出ていないので、その分詞(considered)が示す意味合いは、聞き手の理解にゆだねられることになります。なので、それを自然な日本語に訳そうとすると、なかなかこれといったものがなく、「考えてみると」「考えた結果」「考えたならば」「考える時」…どれでもいいような…感じになるわけです。
要は、「考慮された」と言う事実があったことを、過去分詞を使って述べ、で、その結果どうなのかを後の文で説明する、という文章構造になっている…そう理解するとわかり易いのではないかと思います。例をいくつか挙げてみましょう。
Pressed too hard against the door, I could not move at all.
(ドアに強く押しつけられていたので、身動き一つできなかった。)
Disappointed by the result, Jim gave up his dream.
(その結果に落胆し、ジムは夢をあきらめた。)
どうですか?この感覚、わかります?まあ、今回は、とりあえず、All things considered, … だけをしっかり理解してもらえばいいです。では、今回の表現を使った会話を見てみましょう。Okay. Here you go!
(at a restaurant)
David: Jill, have you made up you mind?
(ジル、気持ちは決まったかい?)
Jill: Well, I think I will order a steak.
(え~と、ステーキにしようかしら。)
David: I am not talking about the order.
(注文のことを言ってるんじゃないよ。)
Jill: What is it that you are talking about then?
(じゃあ、何のことを言ってるの?)
David: About our marriage, Jill.
(僕たちの結婚だよ、ジル。)
Jill: Ah, about that. Well, all things considered, I am not ready yet.
(ああ、そのことね。まあ、いろいろ考えたんだけど、まだその時じゃないわ。)
David: You have not been ready for 5 years.
(もう5年間もその時じゃなかったわけだね。)
Jill: I want to enjoy my single life for some more time. Don't you?
(もうちょっと独身生活をエンジョイしたいのね。あなたもそう思わない?)
David: I do not. All right, then. Now is the time to say goodbye, all things considered.
(思わない。わかったよ、じゃあ。今がさようならを言う時かな、こんな状況を考えるとね。)
Jill: Really? But, before that, can I order a New York steak, 300 grams?
(本当?だけど、その前に…ニューヨークステーキ、300グラム、注文していい?)
David: Sure. I will order the same thing. Jill!
(いいよ。僕も同じのにしよう。ジ~ル!)
男は欲しいものをなかなか自分のものにできないようですね。ま、それはともかく、All things considered, …の表現は、皆さんはしっかり自分のものにしたんじゃないでしょうか。では、今回はこの辺で。See you soon, guys! Bye! Nao
(End of Story)