表現153)Do I make myself clear?(私の言う事わかったわよね?)
この表現、もともとは軍隊なんかで上官が下士官に対して使っていた表現らしいですが、今はきわめて一般的に使われています。ただし、そのトーンは軍隊で使われているのと変わりませんので、言う相手に対してはかなり強く響くことは間違いありませせん。「どんな風に?」かと言うと、何らかの話をしていて自分の意見を相手に伝えたにもかかわらず、相手がそれについてつべこべ、いや、失礼…いろいろとまた言ってくる。そんな時に再度自分が言いたいことをはっきり言って、その後こう言うわけです…「(これで)私の言っていることはっきりわかった?」=Do I make myself clear?とね。
文章構造的には、[make+目的語+形容詞]で、「~(目的語)をして~(形容詞)させる(make)」という一般的な使役用法のパターンですね。今回の表現は、「私自身を(myself)はっきり(clear)させる/させている(make)」つまり、I make myself clearという文章…これ自体は意味をなしませんが…が疑問形になることで、日本語でいう反語の意味を持ち、Do I make myself clear?が、意味上は疑問文ではなく、相手に対しての「念押し」を意味することになります。つまり、「私は私自身(の言っていること)をはっきりさせている?」→「(私は私自身(の言っていること)を)はっきりさせているわよね~!」、換言すると、「私の言うことわかった?」→「私の言うことわかったわよね!」(今日は女性言葉で…)となるわけです。
覚えるのは簡単ですし、意味もわかりやすい…ただ、それを使う時は相手との人間関係をしっかり把握して使うこと。それが唯一の留意事項ですね。その言い方によっては怒っているようにも聞こえるし(「わかってるの!」)、皮肉にも聞こえる(「わかってるわよね(微笑)」)。また、軍隊や警察、あるいは病院でもどこでも、何らかの指示を出した後にその確認を行う時に使う場合(「(指示/命令を)わかったの?」)もあるわけです。つまり、気をつけないと相手に食ってかかっているように聞こえるので、その使用には注意が必要というわけです。
アメリカ映画やドラマを見ているとしょっちゅう出てくる表現なので、そのトーンとともに使い方に注意して理解し、自分の言葉にしてほしいと思います。ちなみに、この表現(Do I make myself clear?)を使わないで同様の意味を表すとしたら、以下になりますね。
Do you understand what I am saying?
あるいは、
Do you understand me?
この二つの表現は、純粋な(?)疑問文です。なので、怒っているわけでも、命令でも、皮肉でもありません。ですから答えはYes, I do.とか、No, I don’t.の部類になります。では、Do I make myself clear?の答えは?Yes、Okay、All right、Sure等の肯定の答えはあっても、Noはありません。「言えば?」喧嘩か、首か…ですかね(笑)。命令している人にNoは言えないし、怒っている(感情的になっている)人にNoと言うのは得策ではありませんよね。まあ、皮肉に対しては…普通放っておきますよね(笑)。
あ、最後にもう一つ。Do I make myself clear?に近い表現として、Did I make myself understood?という表現もあります。こちらの方は、「わかってもらえたかな?」という感じで、疑問を表します。もちろん、それを強く言うことで、「わかったの!?」という感じにもなりますが、Do I make myself clear?のような高圧的トーンはありませんので、使いやすいと思います。覚えておくといいと思います。
Well, I wonder if I made myself clear about the way “Do I make myself clear” is used? Do you understand what I am saying? Hope so. Then, see you again soon, folks. In the meantime, have a good one! nao
この表現、もともとは軍隊なんかで上官が下士官に対して使っていた表現らしいですが、今はきわめて一般的に使われています。ただし、そのトーンは軍隊で使われているのと変わりませんので、言う相手に対してはかなり強く響くことは間違いありませせん。「どんな風に?」かと言うと、何らかの話をしていて自分の意見を相手に伝えたにもかかわらず、相手がそれについてつべこべ、いや、失礼…いろいろとまた言ってくる。そんな時に再度自分が言いたいことをはっきり言って、その後こう言うわけです…「(これで)私の言っていることはっきりわかった?」=Do I make myself clear?とね。
文章構造的には、[make+目的語+形容詞]で、「~(目的語)をして~(形容詞)させる(make)」という一般的な使役用法のパターンですね。今回の表現は、「私自身を(myself)はっきり(clear)させる/させている(make)」つまり、I make myself clearという文章…これ自体は意味をなしませんが…が疑問形になることで、日本語でいう反語の意味を持ち、Do I make myself clear?が、意味上は疑問文ではなく、相手に対しての「念押し」を意味することになります。つまり、「私は私自身(の言っていること)をはっきりさせている?」→「(私は私自身(の言っていること)を)はっきりさせているわよね~!」、換言すると、「私の言うことわかった?」→「私の言うことわかったわよね!」(今日は女性言葉で…)となるわけです。
覚えるのは簡単ですし、意味もわかりやすい…ただ、それを使う時は相手との人間関係をしっかり把握して使うこと。それが唯一の留意事項ですね。その言い方によっては怒っているようにも聞こえるし(「わかってるの!」)、皮肉にも聞こえる(「わかってるわよね(微笑)」)。また、軍隊や警察、あるいは病院でもどこでも、何らかの指示を出した後にその確認を行う時に使う場合(「(指示/命令を)わかったの?」)もあるわけです。つまり、気をつけないと相手に食ってかかっているように聞こえるので、その使用には注意が必要というわけです。
アメリカ映画やドラマを見ているとしょっちゅう出てくる表現なので、そのトーンとともに使い方に注意して理解し、自分の言葉にしてほしいと思います。ちなみに、この表現(Do I make myself clear?)を使わないで同様の意味を表すとしたら、以下になりますね。
Do you understand what I am saying?
あるいは、
Do you understand me?
この二つの表現は、純粋な(?)疑問文です。なので、怒っているわけでも、命令でも、皮肉でもありません。ですから答えはYes, I do.とか、No, I don’t.の部類になります。では、Do I make myself clear?の答えは?Yes、Okay、All right、Sure等の肯定の答えはあっても、Noはありません。「言えば?」喧嘩か、首か…ですかね(笑)。命令している人にNoは言えないし、怒っている(感情的になっている)人にNoと言うのは得策ではありませんよね。まあ、皮肉に対しては…普通放っておきますよね(笑)。
あ、最後にもう一つ。Do I make myself clear?に近い表現として、Did I make myself understood?という表現もあります。こちらの方は、「わかってもらえたかな?」という感じで、疑問を表します。もちろん、それを強く言うことで、「わかったの!?」という感じにもなりますが、Do I make myself clear?のような高圧的トーンはありませんので、使いやすいと思います。覚えておくといいと思います。
Well, I wonder if I made myself clear about the way “Do I make myself clear” is used? Do you understand what I am saying? Hope so. Then, see you again soon, folks. In the meantime, have a good one! nao