Naoの誰でもわかる!英語の話

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「使える英語表現」(No. 118)「男女関係編5」「あなたは不倫をしていた。」

2010-01-16 | Weblog
表現118「男女関係編5」)You were having an affair.(あなたは不倫をしていた。)

前回の表現 「I've got a crush on her.(彼女に夢中さ。)」中の例文として以下の文があったのを覚えておられるでしょうか。

Makoto fell in love with the wife of his best friend.
(誠は彼の親友の妻と恋に落ちた。)

ま、あってはならないことではありますが、時にそんなこともあるのが人生のような…。あ、決して肯定(approve of)しているわけではありませんので、念のため。しかしながら、ドラマとかではしょっちゅうそんなケース(つまり、浮気とか不倫ですね)が出てきますので、今回はそのテーマも取り上げることにしました。あくまで英語のお勉強ということで…。ではまず「不倫」という言葉について。この言葉は社会的倫理感がその根底にあり、「浮気」より重たい言葉ですよね。英語では代表的なものとして以下のような言い方があります。

adultery(アダルタリィ)
affair(アフェア)
extra-marital affair(エクストラ・マリタル・アフェア)

一番上のadulteryという言葉が一番重い響きがあります。これはadult(アダルト=大人)という単語に-eryがついて、なんかadultを再度名詞にしたように見えますね。ま、語源はともかく、それを使うときには通常動詞のcommitが前にきます。「commit?commit a crime…罪を犯す、のcommit?」その通り。その行為は犯罪同様(犯罪かな?)ですからね。commit adultery(adulteryは抽象名詞なのでaはつきません)…響きがserious(深刻)ですね。

affairという単語は皆さんよくご存知かと思います。international affairと言えば国際問題のこと。state of affairと言えば「現状」。affairは、物事とか事件とかの意味で一般的に使われます。しかし、それがhave an affairというふうに使われると、「不倫をする」という意味になります。「秘密の出来事を持つ」ってことですかね?つまり、affairは「情事」という日本語にあたりますね。上の最後の表現にある、extra-maritalは、「婚姻関係外で」って意味です。extra-(エキストラ)というのは、何かの外、以外と言う意味を持っていますので、extra-marital affairとは、婚姻関係のない中の情事=不倫というわけです。

今回の表現、You were having an affair.(あなたは不倫していた。)を見て気づくのが、haveが進行形になっていること。通常、have(持つ)はそもそも状態を表すので、例えば「車を持っている」と言いたいときに、I am having a car.とはいいませんよね。I have a car.ですね。しかし、今回の表現に使われるhaveは、単に何か物を持っている、ということではなく、「ある関係を持つ」という抽象的概念を表し、また、その関係が続く、続いていた、という習慣性を示す必要があるために進行形が用いられます。ですので、文法的には問題ないです。

それでは、今回の表現を以下の会話で確認してください。今回の会話はちょっとseriousな場所での会話です。さて、どこでしょう?読めばわかります。Here you go!

Mr. Smith: I now call Mr. Johnson to come to the stand.
(私はここでジョンソンさんを証言台に呼びたいと思います。)
Mr. Johnson, please.
(ジョンソンさん、どうぞ。)
Mr. Smith: Mr. Johnson. Do you know Miss Anne Thomas?
(ジョンソンさん。アン・トーマスさんをご存知ですか?)
Mr. Johnson: Yes, I do.
(はい。)
Mr. Smith: Could you describe your relationship with her, please?
(彼女との関係を言ってもらっていいですか?)
Mr. Johnson: She was my secretary.
(彼女は私の秘書でした。)
Mr. Smith: Just a secretary?
(単なる秘書ですか?)
Mr. Johnson: Well, she was a friend of mine too.
(え~、友達の一人とも言えますね。)
Mr. Smith: Friend, huh? Here is a picture in which we can see Miss Thomas and you just in front of the hotel. Can you see that, sir?
(友達ですか~。これはトーマスさんとあなたがホテルの前にいるところの写真です。わかりますか?)
Mr. Johnson: Yes.
(はい。)
Mr. Smith: You were having an affair with Miss Thomas. Am I wrong?
(あなたはトーマスさんと不倫をしていた。間違っていますか?)
Mr. Johnson: Just once. We stopped…
(一度だけです。私たちは止めました…)
Mr. Smith: Do you admit or not that you committed adultery?
(不倫をしたことを認めるのか、認めないのか、どちらですか?)
Mr. Johnson: I admit that I committed adultery.
(不倫したことは認めます。)
Mr. Smith: For the record, I would like to repeat that Mr. Johnson had an extra-marital affair with his former secretary and it is the reason why Mrs. Johnson decided to divorce him. Therefore…
(公式の記録のためにもう一度繰り返したいと思います。ジョンソンさんは彼の前の秘書と不倫をし、それがジョンソン夫人が彼との離婚を決めた理由であることを。しかるに…)

この辺でもういいですよね(笑)。場所は法廷(court)でした。ということで、今回は結婚している男女間における関係に係る表現についてのお話でした。結婚している皆さん、adulteryはいけませんよ。You should not have an affair. If you do, you might end up being in the same situation as Mr. Johnson. Okay, this is all for now. I will see you again in the next story, guys. In the meantime, have a good one. nao








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