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Question:知り合い(アメリカ人)に不幸がありました。英語で「お悔やみ申し上げます」にあたる文を教えてください。(45歳会社員、男 (のつもり))
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Answer:
そうですか、ご不幸があったのですね。実は僕の父も平成18年の暮れに亡くなりましたが、その時に多くの同僚(外国人)からお悔やみのカードやメールをもらいました。その時の文言から質問にお答えしましょう。でも、その前に、そのような状況で使われる中心的単語を確認しておきましょうか。辞書ではどんな言葉が使われています?
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はい、調べたところでは、condolenceとかcondolencesとかが出てきますね。あと、sympathyですかね。同情ってことですよね。
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そうですね。お悔やみの手紙のことを、letter of condolence、カードのことをcondolence cardとか言いますよね。辞書を引くといろいろな言い方が出てきますけど、以下が結構straight forward(そのままずばり)的なものですね。
I would like to extend my sincere condolences on the death of ….
I would like to extend my heartfelt sympathy for the loss of ….
I wish to express my deepest sympathies on the death of …
お気づきの通り、sincere、heartfelt、deepestが共に「誠実な、心からの、深い」といった同様の意味•気持ちを伝える言葉として入れ替え可能であり、「お悔やみ」の部分が、condolencesとsympathy、あるいは、sympathies、そして誰の死(失った方)に対して、の部分は、on the death of か、for the loss of のどちらも使えるみたいですね。あと、extendの代わりにexpressあるいはoffer、また、conveyも使うことができます。あ、would like の代わりにwishもオーケーですね。つまり、それらの言葉の組み合わせでいくつものパターンができるというわけです。どれを使うかはあなた次第で、どれを使っても気持ちは十分に伝わります。
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なるほど…。で、お父さんが亡くなられた時も、やはりそのような文面の手紙とか、メールをもらったんですか?
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はい、と言いたいところなんですが(そうすればこれで終わりになるのでね(笑))、実はかなり違ったものを皆さんからいただきました。そこで、もちろん皆さんにはそれらの文言をみてもらって、もっと自然な、気持ちのこもった(あ、もちろん、前に書いたものでも十分なんですが…)文章を考えてもらえたらと思います。以下が、僕が同僚や友人から実際にもらった言葉です。
1) I offer you my sincere condolences with the passing of your father.
Note: passing→亡くなること
I wish you strength during this difficult time for you.
(このあなたにとって困難な時に、あなたの気持ちが強くあることを)
2) Our hearts are with you in sympathy for your loss.
(私達の心は、あなたの喪失感を共に感じ、あなたと共にあります)
3) Condolences.
(お悔やみを申し上げます)
4) I was very sorry to hear of your father’s decease.
(あなたのお父様の死を聞いて、とても悲しく(お気の毒に)思います)
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なるほど…。ちょっと違いますね。でも、感じはわかりました。その中で使われている言葉にはかなり共通性がありますね。でもその中の、Our hearts are with youというのは、なかなかいい言葉ですね。
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同感です。「私達はあなたの苦しみがよくわかります。」「(私達はそこにいませんが)心はあなたと共にありますよ。」言葉からそんな感じが伝わってきますよね。
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文章で書く時の感じはよくわかりました。でも、次に会った時には、どういう言葉をかけたらいいんでしょう?
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実はそのことについて聞いたことがあるんですが、彼ら(アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人等)は、特に決まった、硬い言葉は使わないみたいですね。いろいろ大変だった時を過ごして帰ってきた友達に対しては、普通の言葉で話かけるようです。例えば…
How's it going?
Is everything okay now?
Good to see you back.
How are you?
Welcome back.
Are you all right now?
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なるほど。普通にお帰り、どうだい?って感じですかね。
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そうですね。戻って来た時には、できるだけ普通に振る舞って、でも、戻ってきてうれしいよ、元気かい、って気持ちを示すようですね。でも、この気持ちは日本人も一緒ですよね。ただ、日本語になると、その時何か言わなきゃいけないんじゃないかって気を遣って、その場が結構ぎこちなくなることってありますよね。ありません?僕はありましたね。日本語の硬さ、文化的礼儀とかが頭をよぎることでそうなるような気がしますが、みなさんはどう考えられるでしょうか?では、今回はこの辺で。See you in the next story, everyone. A happy weekend!
(End of Story)
Question:知り合い(アメリカ人)に不幸がありました。英語で「お悔やみ申し上げます」にあたる文を教えてください。(45歳会社員、男 (のつもり))
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Answer:
そうですか、ご不幸があったのですね。実は僕の父も平成18年の暮れに亡くなりましたが、その時に多くの同僚(外国人)からお悔やみのカードやメールをもらいました。その時の文言から質問にお答えしましょう。でも、その前に、そのような状況で使われる中心的単語を確認しておきましょうか。辞書ではどんな言葉が使われています?
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はい、調べたところでは、condolenceとかcondolencesとかが出てきますね。あと、sympathyですかね。同情ってことですよね。
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そうですね。お悔やみの手紙のことを、letter of condolence、カードのことをcondolence cardとか言いますよね。辞書を引くといろいろな言い方が出てきますけど、以下が結構straight forward(そのままずばり)的なものですね。
I would like to extend my sincere condolences on the death of ….
I would like to extend my heartfelt sympathy for the loss of ….
I wish to express my deepest sympathies on the death of …
お気づきの通り、sincere、heartfelt、deepestが共に「誠実な、心からの、深い」といった同様の意味•気持ちを伝える言葉として入れ替え可能であり、「お悔やみ」の部分が、condolencesとsympathy、あるいは、sympathies、そして誰の死(失った方)に対して、の部分は、on the death of か、for the loss of のどちらも使えるみたいですね。あと、extendの代わりにexpressあるいはoffer、また、conveyも使うことができます。あ、would like の代わりにwishもオーケーですね。つまり、それらの言葉の組み合わせでいくつものパターンができるというわけです。どれを使うかはあなた次第で、どれを使っても気持ちは十分に伝わります。
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なるほど…。で、お父さんが亡くなられた時も、やはりそのような文面の手紙とか、メールをもらったんですか?
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はい、と言いたいところなんですが(そうすればこれで終わりになるのでね(笑))、実はかなり違ったものを皆さんからいただきました。そこで、もちろん皆さんにはそれらの文言をみてもらって、もっと自然な、気持ちのこもった(あ、もちろん、前に書いたものでも十分なんですが…)文章を考えてもらえたらと思います。以下が、僕が同僚や友人から実際にもらった言葉です。
1) I offer you my sincere condolences with the passing of your father.
Note: passing→亡くなること
I wish you strength during this difficult time for you.
(このあなたにとって困難な時に、あなたの気持ちが強くあることを)
2) Our hearts are with you in sympathy for your loss.
(私達の心は、あなたの喪失感を共に感じ、あなたと共にあります)
3) Condolences.
(お悔やみを申し上げます)
4) I was very sorry to hear of your father’s decease.
(あなたのお父様の死を聞いて、とても悲しく(お気の毒に)思います)
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なるほど…。ちょっと違いますね。でも、感じはわかりました。その中で使われている言葉にはかなり共通性がありますね。でもその中の、Our hearts are with youというのは、なかなかいい言葉ですね。
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同感です。「私達はあなたの苦しみがよくわかります。」「(私達はそこにいませんが)心はあなたと共にありますよ。」言葉からそんな感じが伝わってきますよね。
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文章で書く時の感じはよくわかりました。でも、次に会った時には、どういう言葉をかけたらいいんでしょう?
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実はそのことについて聞いたことがあるんですが、彼ら(アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人等)は、特に決まった、硬い言葉は使わないみたいですね。いろいろ大変だった時を過ごして帰ってきた友達に対しては、普通の言葉で話かけるようです。例えば…
How's it going?
Is everything okay now?
Good to see you back.
How are you?
Welcome back.
Are you all right now?
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なるほど。普通にお帰り、どうだい?って感じですかね。
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そうですね。戻って来た時には、できるだけ普通に振る舞って、でも、戻ってきてうれしいよ、元気かい、って気持ちを示すようですね。でも、この気持ちは日本人も一緒ですよね。ただ、日本語になると、その時何か言わなきゃいけないんじゃないかって気を遣って、その場が結構ぎこちなくなることってありますよね。ありません?僕はありましたね。日本語の硬さ、文化的礼儀とかが頭をよぎることでそうなるような気がしますが、みなさんはどう考えられるでしょうか?では、今回はこの辺で。See you in the next story, everyone. A happy weekend!
(End of Story)