脱サラ陶芸家の干支ワールド/「つち団子ブログ」

干支の置物づくりの様子をご紹介/登り窯を焚く/深山焼 深山工房つち団子(ミヤマヤキ)

らくやき /楽焼絵付け体験

2015-08-05 | 陶芸体験教室
しばし夏休み頂き、遠出しております。

「らくやき」の大きな文字を発見。


店内をうめつくす、おびただしい素焼きの器に、強く惹きつけられて入店。

やきもの屋のサガ?



看板に、「らくやきの絵付け」
「15~20分で焼き上がります」って、

これは、もの凄く早いんです。



真ん中に絵付けスペース。
合理的で視覚的にもインパクトがある。

湯のみや皿花瓶だけでなく、招き猫から飛行機、新幹線まで色々あって、選べます。
小さな子供は、招き猫を黄色く染めてピカチューに変身させてました。

絵の具

赤えんぴつで下絵が書ける。
えんぴつの線は、焼くと消えるから大丈夫。





絵を描いた後に、焼成はたった20分。そしてお渡し持ち帰り可能。
1300円なり。

アンビリーバボー!
自分としては羨ましいかぎりです。




深山焼の絵付け体験は、焼成を10時間くらいかけてます。
お渡しは、早くても数日かかってしまいます。
それは、ナゼかというと。

らくやき「楽焼」だからです。

通常は1250度の温度で焼成しますが、らくやき楽焼は、800度から1000度ほどで、しかも短時間 で焼いてしまいます。

楽焼とは、低火度で焼いた焼き締まってない陶器。


そして、本来の楽焼とは、

京都で瓦を作っていた長次郎が、千利休の指導で始めました。(1573~1592)

茶道の器なんです。
有名な物に赤楽・黒楽などがあります。

これは、黒楽茶碗 大黒 (おおぐろ)
かっこ良いですねー
この形を写すのも容易ではない。


豊臣秀吉の聚楽第で焼かれたことで、
2代目が「楽」の字を家号として以降、楽家は今も続いている。

NHKのプロフェッショナルで、その貴重な制作の様子を見ました。一般的な陶芸とは、一線を画してて、映像は永久保存版にしてます。

抹茶碗を焼くにも、一個づつ焼いていきます。

これは贅沢な、陶芸と言えるでしょう。
贅を凝らした秀吉の時代だからできた
バブリーな器です。
抹茶碗ひとつと、領地を天秤にかけていた時代。
それも、日本的であります。


陶芸体験、陶芸教室の詳細は、
こちらHPから。
http://www.dango-miyama.sakura.ne.jp

ブログ
blog.goo.ne.jp/noborigamaaruyo

TEL090-2955-1939
深山工房つち団子 金田利之

◯深山焼の特注承ります。お祝い結婚式などの引出物をオーダーメイドで制作いたします。打ち合わせて色形の決定後、焼き上がりまでは、3ヶ月ほど。

◯深山焼をもっと深く知るには
「仕事旅行」をご検索してみて下さい。
「里山で陶芸家になる旅」です。


◎伐採した木、お引き受けします。
・深山工房まで運搬願います。
・赤松が希望。
・広葉樹OK。杉はNG。
枝先や葉はいりません。直径5cm以上、腕の太さくらいまで。








コメント (2)
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