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脱サラ陶芸家の干支ワールド/「つち団子ブログ」

干支の置物づくりの様子をご紹介/登り窯を焚く/深山焼 深山工房つち団子(ミヤマヤキ)

⑥90時間から105時間 (10月1日午前0時から)

2017-10-05 | 4回目の窯焚き
90時間経過10月1日午前0時。
せいじ君 国井さん。
ナント 舟形町から矢野さんが来てくださいました。
矢野さんの情熱とそのすべてをかけて育てた米。

おにぎりが優しい味わい。



朝まで、1170度前後で推移。

佐々木の木ブタ焚きかたレシピ


96時間経過6時1175度
交代。



ここからは、私の愛すべき同級しぇー3人。
かずゆき、まなぶ、くまさか

6時40分
何個か一輪挿しを引き出す。
サヤに入れ、燃やした籾殻で覆い、
そしてフタする。


これが引き出した花瓶。

結果がすぐわかるのが良いが、、、。

もっと灰かかってほしかった…。
そして一度にでなく、もっと後で、1個2個を引き出せば良かった。



間違い点
オキを減らしたら温度は下がるのは当然。細木投入で温度を上げればいい。

引き出し 深山登り窯


97時間経過1142度
二の間スタート!
したものの。

98時間経過1120度
オキの量が少ないため、二の間ストップ。
(cakさんに休んで居てもらう)

もう一度、諦めないで、
オキを増やすことにする⁉️
(これから6時間半かかる)

99時間経過
9時半頃、ボン!と音発生。毎回鳴る。
たぶんガスに引火した音。

100時間経過
ダンパーを開ける。
10センチ〜16センチ〜20センチ。
ドラフトにレンガ1個置く。

横ざしオキでいっぱい。火かき棒で一例目下段に入れる様にする。
(毎回やれば良かった)

国会議員の舟山やすえさんが来窯。

やっぱり美人。

101時間30分経過
1190度が学さんの最高得点。

デジタルの温度計の数字は、
何度やっても1200度までは、到達しない。

欽ちゃんの仮装大賞の得点の様に誰かオマケして押してくれないものか。




102時間経過
そして私がやると直ぐに 1201度に到達。

お昼12時に交代。博士とcakさん。
木ブタを止めて、ポイポイと放り込む方式。
cakさん薪をくべる時も鉄扉半分閉じる。
温度上げるの上手。

なので安心して
「わたくし金田、家に帰って風呂入って寝ます」


104時間経過①1233度

②1033度
二の間③990度
ともに最高温度になる。



地域おこし協力隊の石井さん来てくれたよう。
助かる〜。
本当の意味での、協力隊だよ。

104時間30分経過

布団の中でまた眠れずにいる私に、
「1230度で30分キープできてるので、
終わって二の間に行って良いですか」とTelくる。

cakさんは、
もう出走スタートしたくて
パドックで鼻息荒くして地団駄踏んでる状態。


「 よおしok OK 」
「GO! GO! GO! 」

いよいよゲートが開き、二の間スタート!


横ざし4から6本づつ。

焚き口は、鉄扉閉じ、下口に細木1本を置く。
ダンパー6センチ RF強化する

三の間、
博士カベのある横ざし穴から、
押さえのため薪を投入。(cakさん)
しかし、
効果が感じられず止める。
(押さえと言う技。
瀬戸では行わないので知らないとの事)


【博士カベとは】

窯詰めしている所に現れた高橋博士。

彼なら出来ると見込んで。
「やってくれない?」

高橋博士が、捨て間にすっぽり身体を入れて懸命に手を伸ばして積んでくれた16丁のレンガ。

博士カベと呼ぶことに。(cakさんの命名)

前回、カベが無いため、薪が散らばり押さえが効かず、早々に止めることになった。


二の間に移った事で、ホッとしました。

穴窯部の長い104時間の闘いが終わり、
二の間は、経験豊富なcakさんに任せています。

2時間位は、私が居なくても大丈夫だろうと思われ、胸にジワジワと安堵感が広がっていくのを感じます。
そして、安心して眠りに落ちたのでありました。

ただ、最終的に私が自分の目で見て判断すべきだと思う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
深山焼 深山工房つち団子
金田利之

〒992-0776
山形県西置賜郡白鷹町深山2530

TEL090-2955-1939
携帯メールdango.01@i.softbank.jp

陶芸体験、陶芸教室の詳細は、
こちらHPから。
http://www.dango-miyama.sakura.ne.jp

ブログ
blog.goo.ne.jp/noborigamaaruyo

◯深山焼の特注承ります。お祝い結婚式などの引出物をオーダーメイドで制作いたします。打ち合わせて色形の決定後、焼き上がりまでは、3ヶ月ほど。

◯深山焼をもっと深く知るには
「仕事旅行」をご検索してみて下さい。
「陶芸家になる旅」です。


◎伐採した木、お引き受けします。
・深山工房まで運搬願います。
・赤松が希望。
・広葉樹OK。杉はNG。
枝先や葉はいりません。直径5cm以上、腕の太さくらいまで。


「脱サラ陶芸家の干支ワールド」
山形放送news evelyニュースエブリー
2016年1月4日放送


NHK山形放送局
「被災した窯を後世に」
NHK やまがた6時
2015年11月20日放送









⑤72時間から90時間

2017-10-05 | 4回目の窯焚き
72時間経過 土曜日朝6時1146度
昌弘さん後藤さん担当。
cakさん、せいじ君

74時間経過
昨晩から1200度を目指したが、
難しいため
ダンパー3センチ開くと効果あり!
75時間経過1201度に到達。
やはり引きが弱かった。

78時間経過 昼12時から 1231度
木村君 ヨシカズ君に交代。
1220〜1230度をキープしてもらう。

夕方17時から、
あゆーむ「ゆらめき音楽会」に顔をだす。
深山焼のミニ灯篭のお披露目。




18時に交代。



84時間経過 18時1223度
ちあきゆうじ、秋しの窯さん、4人に交代。

18時45分
壺類がいい感じに溶けて光っている。
右前横ざしから壺めがけ細木30本投入する。
きつね祭りの打ち上げ花火の音が聞こえてくる。

19時半 2列目のゼーゲル7番半倒

86時間経過
レンガ2丁外した下口から、児玉鉄工所製の巨大火かき棒でブルドーザーのごとくオキを押す。

87時間経過
YBC田苗さん撮影開始

88時間経過
煙突から炎が出る。

引き出しをする。撮影
貝高台側が何もない。若林さん指摘。

冷め割れする。




90時間経過10月1日午前0時。



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深山焼 深山工房つち団子
金田利之

〒992-0776
山形県西置賜郡白鷹町深山2530

TEL090-2955-1939
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◎伐採した木、お引き受けします。
・深山工房まで運搬願います。
・赤松が希望。
・広葉樹OK。杉はNG。
枝先や葉はいりません。直径5cm以上、腕の太さくらいまで。


「脱サラ陶芸家の干支ワールド」
山形放送news evelyニュースエブリー
2016年1月4日放送


NHK山形放送局
「被災した窯を後世に」
NHK やまがた6時
2015年11月20日放送









④60時間から72時間

2017-10-05 | 4回目の窯焚き
2017年9月29日18時から
60時間経過1039度

昨年に引き続きの
鈴木さん横山さんコンビに交代。

んーん…、
どうしたらいいかわからない〜
悩む〜。
眠くて考えがまとまらない。

この後、温度が下がって
2人には、不安と心配しながらの窯焚きをさせてしまう事になろうとは、今は知る由もなかった。

「木ブタ」を細木のみでやって欲しいと伝えて、
風呂と仮眠しに自宅へ帰る。

不思議と、窯から離れると冷静に考えることができる。車の中はクレバーな空間である。
つい自宅を通り越し長井市のヨークベニマルの駐車場まで行ってしまう。

そうだ。
須賀川の師匠に聴けはイイ!
(自称、私は非公認の弟子)

19時25分Telする。
新潟市の三越で個展中のハズだが、藁をもすがりたい。

アドバイスはこれ。

今の温度、1100度では低すぎる。
どうにか、薪のいれ方を(木ブタからバラバラ)変えてでも温度を上げるべき。それが最優先だ。

木ブタのみ(中には入れない)で、
1200〜1230度キープしながら、
6時間位かけてオキを減らしていくべきだった。

間違い点
オキを減らしたら温度は下がるのは当然。
細木投入で再度、温度を上げればいい。
と簡単に考えていた。

今の窯の上口の大きさをレンガ一丁分大きく改良すれば、燃える薪の本数量も増えるから、温度低下は少なくなる。
鉢の子窯と同じ口だから大丈夫じゃないだろうか。

62時間経過
20時17分1054度
入浴中に、横山さんからの電話が鳴る。

「どうしたらいいでしょう?」
「温度が下がり続けていきそうです」
窯場の異変の緊迫感が伝わってきます。

平静を装い。
「安心してください。次の手は決まっています」

「中太薪で薪ブタ、中にも10本入れてください」

彼の声が安堵の色に変わったのを確認して、
湯船に戻ったのでありました。


そして、再び窯場に戻り
大口の様子を手前横ざし穴から確認すると、オキは、よりいっそう少なくなり、壺はほとんど露出していた。

なんだ、木ブタだけだと、オキは確実に減るんだと確信する。
(鈴木横山さんコンビの腕でさえ減る。中に入れる薪の本数で加減調整できるという事)

そんななか、
あつ子さんが手作りの芋煮を差入れしてくださいました。
今の時期食べる芋煮は、山形のソウルフードなんです。ありがとうございます。

地元スーパーのヤマザワのチラシ



彼女は、男からも一目おかれる敏腕の役場職員。
この窯の復活は、彼女なくしては到底成し遂げられなかったです。
それでいて情に厚く涙もろい彼女は、高峰三枝子演ずる西遊記のお釈迦さまのようです。
(風貌も似ている)
いくら飛び回っても、到底手の内の中なんです。



66時間経過 四回目の窯焚き



2017年9月30日
66時間経過 午前0時 1133度
ここまで回復!



お疲れさまでした。


夜中の午前0時。
ここから、木一さんと博士の担当。

「あれ?」
博士が来ない。

「え〜〜っ」

「仕方ない。俺が朝まで頑張るか」

私の、ここ数日は昼も夜もないが、
一般には、草木も眠る子の刻。
電話なんてできない。


と思ったものの、

「やっぱ無理 無理 無理」

なので電話しちゃいました。

「大丈夫?」「来れますか?」

「今行きます」
1日、感違いしてたようでした。

「ありがとう」

他力本願寺な私です。
いつか、お返しをしなくては、、、。

世の中には2人で
窯焚きやる陶芸家もいると思う。

3人居れば1日7時間交代になるから可能になるんだけど、やっぱり1人じゃ焚けない。



木ブタ12〜15本。
中には3〜4本。

この繰り返しで1200度目指すが、
ずっと1128〜1148度で、朝まで。



芋煮を頂きます。
煙道で温めます。


いっただきまーす。

美味いっす。しみます。

お疲れさまでした。




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深山焼 深山工房つち団子
金田利之

〒992-0776
山形県西置賜郡白鷹町深山2530

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◯深山焼をもっと深く知るには
「仕事旅行」をご検索してみて下さい。
「陶芸家になる旅」です。


◎伐採した木、お引き受けします。
・深山工房まで運搬願います。
・赤松が希望。
・広葉樹OK。杉はNG。
枝先や葉はいりません。直径5cm以上、腕の太さくらいまで。


「脱サラ陶芸家の干支ワールド」
山形放送news evelyニュースエブリー
2016年1月4日放送


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