昨日は天皇陛下の「即位の礼」ということで、一日中テレビでその様子が放送されていましたね。普段はまず見られない光景ということで、僕も様々な儀式の意味がわからないながらも、テレビ解説を聞きながらテレビを見続けていました。雅子さま始め女性の方々の「お召し物」も超華美というか豪華絢爛というか、とにかくすごかったですね~
でもね。僕らから見ると「天皇陛下」といえば今の上皇陛下のイメージがまだあり、同時に「皇后陛下」といえば美智子さまのイメージがどうしても離れない。頭の中で切替ができないんですよね。そして今の天皇陛下は、まだまだ皇太子殿下というイメージが付きまとっています。何せ僕より年下だし、お小さい頃からず~っと見てきていましたのでね。
それにしても「あの時のこと」が思い出深いです。
今の新天皇が誕生されたのは1960年(昭和35年)のことです。
その時僕は小学5年生でした。今の上皇陛下、つまり当時はまだ皇太子殿下でしたが、美智子さまとの間に初めて赤ちゃんが生まれて「徳仁(なるひと)親王」と名付けられました。それでもう、日本中はお祭り騒ぎ。わが家でも、新聞屋さんからもらった徳仁親王の大きな写真を、うちの両親が額に入れて壁の上に飾っていました。だからその頃、僕は毎日その写真を見上げながら暮らしていました。うちの両親も近所の人たちも、みんな「なるちゃん」と呼んでいたので、僕も「なるちゃん、なるちゃん」と、この赤ちゃんのことを呼んでいました。
その「なるちゃん」が30年前に皇太子殿下となり、今は天皇陛下ですからね~
昨日の「即位の礼正殿の儀」の一部始終を見ながら感慨が滲みました。
昭和35年…今から59年前の、あのわが家に写真が飾られていた生まれたての「なるちゃん」が、本当に天皇陛下になられたんですよね。
毎日、平々凡々な日々を送っている僕ですが、歴史というのは刻々と移り変わって行くんだ…ということをしみじみ実感させられた昨日の一日でした。