前回ブログで「東京オリンピックマーチ」をテーマに、作曲家・古関裕而さんのことに触れました。
「えっ? この曲も、あの曲も、あの人の作曲だったの?」
と驚いたのですけど、今日もまた同様に驚いた話です。
…というか、もっともっと驚いた話です、ハイ。
先日、作曲家の筒美京平さんが80歳で亡くなられました。それで、昨日はテレビ各局で筒美京平さんを偲ぶ映像が流されていました。ご覧になった方も多いと思います。
もともと昭和の歌謡曲は大好きだった僕なのですが、筒美京平さんという作曲家はあまり記憶に残っていません。よく知っていたのは、吉田正、船村徹、古賀政男、遠藤実、服部良一、中村八大などの人たちでした。しかし…
昨日の朝、羽鳥慎一さんの「モーニングショー」で筒美京平さんの曲が次々と流れているのを見てびっくりしたのです。どれもこれもよ~く知っている懐かしい曲ばかり。いや、自分の人生にかかわる曲まであった。へぇ、あれもこれも、この人の作品だったのか! という驚きの連続でした。
さて、その番組で流された映像と曲を順番に書いていきますと…
近藤真彦の「スニーカーブルース」と「ギンギラギンにさりげなく」
庄野真代の「飛んでイスタンブール」
C-C-Bの「ロマンチックが止まらない」
いしだあゆみの「ブルーライト横浜」
太田裕美の「木綿のハンカチーフ」(今日の「天声人語)で絶賛してました)
ジュディ・オングの「魅せられて」
少年隊の「仮面舞踏会」
堺正章の「さらば恋人」
尾崎紀世彦の「また逢う日まで」
斉藤由貴の「卒業」
岩崎宏美の「シンデレラハネムーン」
郷ひろみの「男の子女の子」
麻丘めぐみの「私の彼は左きき」
などなど、です。
いやまぁ、すごいですね~。
特に、1971年から1987年までに多くのヒット曲を量産されたとのこと。僕の年齢で言えば22歳から38歳まで。なので僕らの世代の人たちは知らない歌はないんじゃない? と思いますね。
さて、これらの中でも、じゃぁ僕が一番好きな歌はどれ?
と聞かれると、もちろん全部、と答えたいところです。しかし、どうしても一曲だけを選びなさいと言われたら…
ジュディ・オングの「魅せられて」でしょうね。
僕が30歳の時(1979年)に大ヒットした曲です。
この年には八代亜紀の「舟歌」、小林幸子の「思い出酒」などもヒットしましたが、そんな強力なライバルを押しのけて、この「魅せられて」がレコード大賞に輝きました。
この歌を聞くと、今でも身も心も舞い上がるような心地がします。
むかし、職場の人達や仲の良いグループでよくカラオケに行きましたが、女性の人にはいつも「魅せられて」をリクエストしたものです。その歌を聞くともう夢心地。そのうち、いつの間にかリクエストもしていないのに「魅せられて」を歌ってくれる女性も出てきてくれました。よかったなぁ…(遠い目)。
その昨日の「モーニングショー」で流された「魅せられて」の映像を写真に撮りました。
ところで、5年前のある日のこと。
当時9歳で小学4年生だったモミィの前でこの歌を歌った。
♪ 好きな男の腕の中でも
違う男の夢を見る
ウ~ウ~ ウ~ウ~
私の中でお眠りなさい
すると、それを聞いていたモミィが突如、
「それ、あかんやろ。さんかくかんけい…やんか」
と、叫んだのだ。
いやまぁ、あの時はビックリしました。
「三角関係」なんていう言葉を知っていたのにもビックリ。
まあ、「好きな男の腕の中でも 違う男の夢を見る」
…というのは確かに道徳的にはモンダイあり、なんでしょうけどネ。
「ほんまやで。あかんで、三角関係は」
と、何度も繰り返したモミィでした。
それ以来、モミィのいる前では、うっかり歌も歌えませんわ(笑)。
その時のことは、5年前のこのブログに書いています。
「魅せられて」 (2015年05月23日)
★次回は筒美京平さんの曲で、先ほど「自分の人生にかかわる曲」と書いた曲について触れてみたいと思います。
では皆さま、また逢う日まで!