先日から始まったパラリンピックで、日本選手最初のメダリスト(銀)となった競泳女子背泳ぎの山田美幸選手は、14歳の中学3年生とのことでした。
日本選手として大会史上最年少のメダリストだそうです。
いや~、すごいですね。
スタートへ向かう山田選手
ニュースの記事によると、山田選手は、
「生まれつき両腕がなく、両脚の長さが違う。腕を回して推進力にすることができないため、両脚を曲げたり伸ばしたりして、水を蹴るようにして進む。すべて水中で脚を動かすから、ほとんど水しぶきが上がらないのが特徴的だ」
とありましたが、たしかに、他の選手は両手で水をかいて進んでいるのに、彼女は足だけで進んでいましたね。
レースのスタート
これほどの障害を持ちながら、見事な泳ぎを見せた山田選手に、ネット上では数え切れないほど多くの讃辞が寄せられています。
「感動をありがとうございました」
「人間の本当の尊厳や強さを学びました」
「自分も頑張ろうという勇気をもらいました」
「彼女の泳ぎを見て最初は驚き、最後は泣きました」
「日頃の自分の甘えた心が恥ずかしく思えました」
というような讃辞ですが、僕も同様の感想ですし、多くの人もそう思われていることでしょう。
ニュースでは彼女のお母さんも出ておられましたが、お母さんも立派、という言葉しかありませんね。
そして、この14歳の少女の努力はどれほど大変なものだったのか。きっと想像を絶するものがあったのでしょうね。
やはり、人は、自分がどういう状況下にあっても、しっかりとした目標さえあれば、頑張り続けることができるんだ、ということを、改めてこの14歳の少女から学ばせてもらった、という思いです。
先に行われたオリンピックの方は「勝つか負けるか」という勝負を第一に見てしまいますが、パラリンピックを見ていると、「それ以外の何か」というようなものを強く感じます。
おめでとう、山田選手!
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