瀬織津姫の話を聞いた後に、「草薙の剣」について、話していました。
私の「かつこ内親王」のブログからのことになりますが、熱田神宮にはハセの神がずっといることになっています。
ハセの神は、私とはなかなか話してくれませんでした。
神様達に由ると、ずっと引き籠もりのようになっていたとのことでした。
イラタの神は、日本の神様の中では一番古くからいる天之御中主之神(あめのみなかぬしのかみ)ですが、日本に来た頃にヤマタノオロチが淀川から上がって来て、暴れていたので、ハセの神に退治を頼んだのですね。
その時に使った剣は、「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)だったのですが、退治に失敗して剣は飲み込まれてしまったそうです。
大事な剣を飲み込まれてしまったのて、落ち込みも激しく、イラタの神との間に溝も出来てしまったようですよ。
イラタの神は、困って当時はまだイランにいたスサノオノミコトを呼び寄せて、ヤマタノオロチの退治をお願いしたのですね。
スサノオノミコトは、いつもライオンと戦っていたので、ヤマタノオロチを退治することが出来て、尾の中から、飲み込まれてしまった「天叢雲剣」を発見しました。
相当錆びついてしまっていたので、マンガン山に住んでいた刀鍛冶に頼んで直してもらったのですが、8年掛かって直した「天叢雲剣」を天照大御神のところに持って行くと、弟だということにされて、困ったと言っていました。
この話は、初期の頃に聞いていた話でしたが、今回話したハセの神がやっぱり同じ話をしていたので、概略を記してみました。
ハセの神は、豊雲野(とよくもの)の神なのですが、調べてもよくわからない神様ですね。
5月11日
ハセの神だ。
お久しぶりです。
久しぶりだな。
ハセの神様は、熱田神宮にいるのですか?
熱田神宮か名古屋城にはいるよ。
「草薙の剣」は、熱田神宮にあるのですか?
「草薙の剣」は、熱田神宮にあるよ。
私が守っているからな。
「天叢雲剣」とは、同じ物ですか?
「天叢雲剣」とは、同じ物ではないよ。
では、どこにあるのですか?
「天叢雲剣」は、壇ノ浦に沈んでしまったよ。
元々は、ヤマタノオロチの尻尾に入っていた物だったからな。
私が退治に失敗してしまったから、いけなかったのだが、スサノオノミコトが刀鍛冶に直してもらって、ナシタの神(天照大御神)のところに持って行ってもらった物だ。
ヤマトタケルの話は、もっと後の話だからな。
ミヤズ姫が熱田神宮に持って来たが、信じて貰えなかったのだよ。
「草薙の剣」は、「天叢雲剣」とは別の物だが、今はそれしかないからな。
とにかく、いろいろな人の思惑が「三種の神器」にはあるので、面倒くさくなるのだよ。
人は、権威が好きだからな。
権威を守ろうとすることが、国家の安寧だと思われていたからな。
日本だけではないよ。
残念だが、争うのが普通の姿だからな。
ハセの神の話は、なかなか深いですね。
「天叢雲剣」は、壇ノ浦にやっぱり沈んでしまったのでしょうか。
時代は、ずいぶん違うように思いますが、熱田神宮にあるらしい「草薙の剣」は、国家として大事にされて行くのでしょう。
ハセの神も、しっかり守ってくれていますからね。
画像は、3月に行った熱田神宮。
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