ほかにも月草 蛍草 帽子草との呼び名もあるそうです
もう昼すぎなのに
立ち姿はきりりと美しい
万葉の昔 月草は染料として使われ、染めた布は水で落ちやすかったため
儚いもの移りやすいものとして和歌にも詠まれているようです
朝(あした)咲き夕(ゆうべ)は消(け)ぬる 月草の消(け)ぬべき戀(こひ)も吾(われ)はするかも
<わたしは身も心も消え入りそうな恋を、あなたにするわ>
百(もも)に千(せん)に人はいふとも月草の移ろふこころ 我持ためやも
<人はあれこれ言うけれど 浮気なこころはなくってあなただけなの>
恋しい気持ちを詠んだ歌が多くて
畑の横に生えている露草のなかに
こんな情熱が注ぎ込まれていることに ちょっとびっくりのひとときでした
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