小さな花びらのひとりごと

山野草のフォトとささやきを綴っています♡

椿

2018年01月15日 | 花の記録

散歩をしていたら咲き始めた椿がちらほら

 

オリンピックシーズンの年なので

フィギュアスケートでよく聞く「椿姫」の話を・・

元々はオペラだったんですね

 

19世紀、青年貴族アルフレードは、パリの社交界の華ヴィオレッタ(高級娼婦)に恋をします。

アルフレードの情熱的な愛でヴィオレッタは真実の愛に目覚めます。

しかし、アルフレードの父はこの恋を認めません。

ヴィオレッタは別れを決意し置き手紙を書きます。

それを読んだアルフレードは裏切られたと誤解し

社交界へ戻ったヴィオレッタを大勢の前で侮辱します。

数ヶ月後、過ちに気づいたアルフレードは

許しを請うためヴィオレッタの元を訪れますが、

重い病のヴィオレッタは

アルフレードの腕の中で息を引き取りました。

 

あれ?

椿はいつ出てきたの?

付け足しておきましょう

ーーーーパリに咲く椿はヴィオレッタの生まれ変わりなのですーーーー

 

 


水仙2

2018年01月08日 | 花の記録

黄色のスイセンも少し咲いています

 

スイセンは自己愛とか自惚れとか

あまり良くない花言葉が付いてます

ギリシャ神話に出てくる水鏡に写った自分に

恋をしたナルキッソスの話が元になっています

女神ネメシスの恨みをかってしまった

人間、いえ神関係のもつれが原因です

 

今回は黄色の水仙の神話です

 

 

大地に恵みをもたらす女神デルメルは夫ゼウスとの間の一人娘ペルセポネを

大切に育てていました

ある日、闇の帝王ハデスが地上を覗いた時に

ペルセポネがお花畑で遊んでいる姿を見てビビっと恋に落ちます

絶対に冥界に連れて帰りたいとゼウスに結婚の申し込みをします

ペルセポネが水仙の香りにひかれ

その花に手を伸ばした瞬間

大地が割れ 馬車に乗ったハデスに連れ去られてしまい

後に残ったのは黄色い水仙だけだった・・

この場面は「レンブラント」や「ルーベンス」により絵画になっています

「Nicolas Mignard 作  1651年」

 

ハデスは悪い人のように見えますが

そもそも「俺が許す 奪っちゃえ」と言ったのはゼウスです

そして上からこの様子を眺めているのは

アフロディーテ(ビーナス)とエロス

ここ、怪しいですね

アフロディーテはデルメルが嫌いだったので

母子を引き離す意地悪をした疑いが浮上します

エロスに金の矢を打たせた疑惑です

打たれたハデスが盲目の恋に落ちた~(古舘ふゆ伊知郎調で)


狂ったように娘を探す母のデルメル

いきなり連れ去られて「OK」と言えず

泣いてばかりいるペルセポネに困ってしまうハデス

ここから黄色の水仙の花言葉は

「私の元に帰ってきて」母の気持ち

「愛に応えて」ハデスの気持ち

となったのです

 

この話は後の方が面白くて

デルメルがゼウスに怒りストライキをして

娘を探しに行き

なんじゃもんじゃあって

それが 四季(Season)の始まりとなります

 

最後は妻にブチ切れされたゼウスの

絶妙な采配で

なんとか収まりました

 

夫婦仲も良かったようで

二つの花言葉の願いは叶えられました

 


水仙

2018年01月06日 | 花の記録

ヒガンバナ科のスイセンです

ちょっと意外

 

  

原産地は地中海沿岸

イベリア半島、イギリス、ヨーロッパ中部、なんと北アフリカ

日本のどこにでも咲いているから

これも意外です

福井県の県花にもなってて

サスペンスのラスト5分、海岸の水仙に風が吹き付け

追い詰められた犯人が・・

って、連想してしまいます

 

別名 雪中花

冬から春の花なのですが

我が家では春になってから咲きます

これは近所の空き地の花です

身近な花なのに何も知らないのはどうしてだろう

 

 

水仙花よくよく冬に生まれつき 加賀千代女

真ん中の小さき黄色のさかづきに甘き香もれる水仙の花 木下利玄


初日の出(的な)

2018年01月04日 | 風景

初日の出 → → → 今年初めての日の出

初日の出・・的な → → → 今年初めて日の出を見られた

ちょっと違うけれど( ̄∇ ̄:)

 

船がここで回転してて 邪魔~

 

 

ほんの少しの時間で

刻々と変化していきます

私の周りも

ぷっくりホッペの甥っ子が

長身のイケメンになり

巣立ち、新しい家庭をつくる嬉しい春になりました

 

と同時に

老いとの戦いの最中の両親

みんなみんな一緒に頑張ろうね

明るい一年にしたいね

そんな事を思った日の出でした

 

大きな船がやって来て

海は仕事場になっていきました