野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

インスリン注射にどんな種類がある?

2017年07月22日 | ブログ

インスリン注射にどんな種類がある?

インスリンの注射剤(インスリン製剤)には、作用時間や注射に使う器具が違う種類があります。使う人の血糖の状態やライフスタイルに合わせて適したものを選べるようになっています。

作用時間による分類

 

薬が「打って何分で効きはじめ、作用が何時間持続するか」によって大きく5種類に分けられます。

  • 超速効型
  • 速効型
  • 持効型
  • 中間型
  • 混合型

作用時間によって、食事の10分前に打つのか30分前に打つのかといった違いもあり、間違えると血糖値がうまく下がらなかったり、下がりすぎてしまうことがあります。

剤形による分類

注射に使う器具の形によって、中に入っている薬が同じでも種類が分かれます。

  • プレフィルド製剤/キット製剤
    • 薬と注入器が一体となっている。使い捨てという意味のディスポーザブルタイプとも呼ばれる。
  • カートリッジ製剤
    • 専用のペン型注入器に薬のカートリッジをセットして打つ。
  • バイアル製剤
    • 薬が入ったビン(バイアル)から注射器で吸引して打つ。

カートリッジ製剤はキット製剤より少し安いものがあるのですが、取り替え操作がないキット製剤のほうが使いやすい人もいます。

どの器具でも、基本的には注射のため専用の針を使いますが、最近の器具は針が細く短く改良されていて、あまり痛くありません。

また現在進歩しつつある技術として、インスリンポンプと呼ばれる機械から持続的にインスリンを注入する治療法もあります。

超速効型インスリンの特徴と使い方

超速効型は注射後10分から20分で作用があらわれるので、「食直前」、つまり食事前10分以内に注射します。

ノボラピッド®

超速効型インスリン製剤であるノボラピッドには、ディスポーザブルタイプの「フレックスペン®」「フレックスタッチ®」「イノレット®」、カートリッジタイプの「ペンフィル®」、バイアル製剤の「ノボラピッド®注100単位/ml」があります。

最近自己注射用に処方されることが多いのはディスポーザブルタイプです。「フレックスタッチ」は「フレックスペン」からさらに改良され、注入ボタンを押しやすいなどの工夫が加えられています。「イノレット」は、より握力や視力が低下した人向きに、手で握れる大きさ、アナログ式の大きい目盛などが工夫されています。

ヒューマログ®

超速効型インスリン製剤のヒューマログには、ディスポーザブルタイプの「ミリオペン®」、カートリッジタイプの「カート」、バイアル製剤の「ヒューマログ®注100単位/ml」があります。

ミリオペンは高齢者でも使いやすいように表示窓を見やすく、操作しやすく工夫されています。

超速効型製剤には他にアピドラ®があり、ディスポーザブルタイプの「ソロスター®」、カートリッジタイプの「カート」、バイアル製剤の「アピドラ®注100単位/ml」があります。

速効型インスリンの特徴と使い方

速効型インスリンは注射後、30分から1時間くらいで作用があらわれ、効果が5~8時間程度持続します。注射は「食前」、つまり食事前30分以内です。

速効型インスリン製剤の例として、ノボリン®Rにはディスポーザブルタイプの「フレックスペン®」とバイアル製剤の「ノボリン®注100単位/ml」があります。またヒューマリン®Rにはディスポーザブルタイプの「ミリオペン®」、カートリッジタイプの「カート」、バイアル製剤の「ヒューマリン®R注100単位/ml」があります。

持効型インスリン(持効型溶解インスリン)の特徴と使い方

持効型インスリンは、作用の持続時間がおよそ24時間あるいはそれ以上で、一日中平均的に効果をあらわします。

注射を打つタイミングは朝に打つ、夜に打つ、朝と夜の2回に分けて打つなど使う人に合わせて指示されます。

トレシーバ®

トレシーバは24時間を超える作用持続時間が得られる持効型インスリンです。

トレシーバにはディスポーザブルタイプの「フレックスタッチ®」とカートリッジタイプの「ペンフィル®」があります。

ランタス®

ランタス®は持効型インスリンの一つでディスポーザブルタイプの「ソロスター®」、カートリッジタイプの「カート」、バイアル製剤の「ランタス®注100単位/ml」があります。

さらに2015年に、「ランタス®XRソロスター®」が加わりました。「XR」はさらに平均的で持続的な効果が得られると考えられています。

初の「インスリンのジェネリック」

インスリングラルギンBS注ミリオペン®「リリー」とインスリングラルギンBS注カート「リリー」はバイオ後発品と呼ばれ、インスリン製剤の中では初めてのジェネリック医薬品です。

薬価としては2016年4月現在で、先発品であるランタス注カートが1本(筒)1,520円に対してバイオ後発品では980円、ランタス注ソロスターが1本(キット)2,069円に対してバイオ後発品では1,612円になっています。保険が適用されて、窓口で負担する額はこの一部です。

その他の持効型インスリン

持効型インスリンにはこの他、レベミル®があります。レベミルにはディスポーザブルタイプの「フレックスペン®」とカートリッジタイプの「ペンフィル®」の他、「イノレット®」の剤形が存在します。

イノレット®はディスポーザブルタイプの中でも、持ちやすく目盛も見やすいなどの特徴があります。

中間型インスリン

中間型インスリンは注射後、30分から3時間くらいで作用があらわれ、作用持続時間はおよそ18時間から24時間と製剤によって異なります。

中間型インスリン製剤として、ノボリン®N注フレックスペン®、ヒューマリン®N注ミリオペン®、ヒューマリン®N注カート、ヒューマリン®N注100単位/ml、またヒューマログ®N注ミリオペン®、ヒューマログ®N注カートがあります。

混合型インスリン

混合型インスリンは、複数のインスリン製剤を組み合わせて、一度の注射で短時間の効果と持続的な効果の両方を得られるようにしたものです。

一部の製剤を除いて注射の前に振り混ぜるという注意点があります。混ぜる前の見た目は濁った液体が不均一な状態ですので、濁りが均一になるようにしてください。

ノボラピッド®の混合型インスリン

超速効型に中間型を組み合わせたインスリン製剤です。

配合割合が違う「ノボラピッド®30ミックス注」「50ミックス注」「70ミックス注」があります。

剤形はディスポーザブルタイプの「フレックスペン®」が中心ですが、ノボラピッド30®ミックスにのみカートリッジタイプの「ペンフィル®」も存在します。

ヒューマログ®の混合型インスリン

超速効型に中間型を組み合わせたインスリン製剤です。

配合割合の違いによってミックス25とミックス50に分かれます。

剤形にはいずれもディスポーザブルタイプの「ミリオペン®」とカートリッジタイプの「カート」があります。

ノボリン®の混合型インスリン

ノボリン®30Rは速効型と中間型を「3:7」の割合で含有する製剤です。

ノボリン®30R注にはディスポーザブルタイプの「フレックスペン®」とカートリッジタイプの「ペンフィル®」があります。また名前は違いますがノボリン®30R注と同じ成分・同じ配合割合の製剤としてイノレット®30R注があり、握力や視力の低下した人に優しい剤形になっています。

ヒューマリン®の混合型インスリン

ヒューマリン®3/7注は速効型と中間型を「3:7」の割合で含有する製剤です。

剤形としてディスポーザブルタイプの「ミリオペン®」、カートリッジタイプの「カート」、バイアル製剤の「ヒューマリン®3/7注100単位/ml」があります。

超速効型+持効型の混合製剤

ライゾデク®配合注フレックスタッチ®は、ノボラピッド®の成分である超速効型のインスリンアスパルトとトレシーバ®の成分である持効型のインスリンデグルデクを「3:7」の割合で含有する製剤です。

従来の混合型のインスリン製剤と異なり、注射前に振り混ぜなくても均一になるように調整されている点もメリットです。見た目は無色透明です。




 



あまりよく分かりませんね。糖尿病の定義。(´・ω・`)


空腹時(朝起きてすぐさま測る血糖値)110(mg/dl)以下

食後2時間(まさしくその通り)140(mg/dl)以下


今朝の血糖値です。87(mg/dl)です。ねっ!健康体でしょ(´・ω・`) 朝起きてすぐ。

※インスリン注・血糖降下剤服用



朝食後、2時間目の血糖測定。

そっそ。食後140(mg/dl)以下でなくては!糖尿病なんですね(´;ω;`)ウッ…


もちろん、ご飯160㎎・お味噌汁・納豆・ひじきの煮物

で、これだけ跳ね上がります(´・ω・`) 


Q、なぜ? 

A、重度の糖尿病患者なんですね。インスリンが・・・・。出ないの・・・・。


Q、ちょーかっけーーーーーー(´,,・ω・,,`)

A、よせよ( ´・ω・)


 



 


また更新します。皆様もご自愛ください。




(´・ω・`)全国の糖尿病患者さん・・・食後の血糖測定は厳禁ですよ・・・・びびるから・・・。


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