野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

インスリン抵抗性と死の四重奏

2017年04月17日 | ブログ

 肥満や糖尿病と関連して近年注目を集めている、インスリン抵抗性という概念があります。 インスリンの作用は主に骨格筋・脂肪・肝臓で糖の吸収を増すことですが、 インスリン抵抗性とはこれらの組織(標的組織)でインスリン作用の効率が弱まっている状態を指します。 インスリン抵抗性があると、体内にあるインスリンの量が同程度であれば血糖降下作用は弱くなり、 血糖を正常に維持しようとすればより多くのインスリンが必要になります。


 特に欧米の白人における2型糖尿病の大部分には このインスリン抵抗性が強く関与しており、 次のような経過で糖尿病が発病します。 初期にはインスリン抵抗性を補うために ランゲルハンス島から大量のインスリンが分泌され、 血糖値が正常で高インスリン血症の状態が生じます。 やがてランゲルハンス島の機能が弱り始めて 大量のインスリン分泌を維持できなくなると、 インスリン抵抗性を補えなくなり血糖値が上昇してきます。


 インスリン抵抗性が注目されている大きな理由のひとつは、それを背景に、 内臓肥満、糖代謝障害(高インスリン血症)、高血圧、高中性脂肪血症の4つが合併しているX症候群(syndrome X)のためです。 これは動脈硬化や心臓発作などの危険度が特に高いため、別名死の四重奏(deadly quartet)と呼ばれています。


 我々日本人は欧米の白人に比べて肥満が少なく インスリン抵抗性が認められにくい事がよく知られています。 しかし、残念ながら日本人はその割には案外糖尿病になりやすいと言われています。 日本人はインスリン抵抗性が軽度である代わりに、ランゲルハンス島からのインスリン分泌が減少しやすい事も関係しているのでしょう。 このため日本人の2型糖尿病症例では、欧米人の糖尿病の初期に認められるような高インスリン血症の時期が認められず、 発症初期からインスリン分泌不全が前面に現れている事が多いのです。

 しかし、最近我が国でも、インスリン抵抗性と関連が深い死の四重奏の症例が 案外多いという報告もあり、注意が必要です。


  高インスリン血症

インスリンの働きが悪い状態(インスリン抵抗性)があると、血液中のブドウ糖が体の細胞に取り込まれにくく高血糖を招く。この状態を抑えようとインスリンが過剰に分泌され、血液中のインスリン濃度が高くなっている状態を高インスリン血症という。糖尿病予備軍や発症早期の、膵臓の機能がまだ十分残っている場合に起こりやすく、進行した糖尿病患者では、むしろインスリン分泌は低下する。

一方高血糖の程度は軽くても、内臓肥満があるとインスリン抵抗性が増大して高インスリン血症を起こしやすい。これによって膵臓が疲弊した結果、インスリン分泌が低下すると、糖尿病に進展する。

 

京都大学 糖尿病・内分泌・栄養内科|京都大学大学院 医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学より抜粋


肥満は大敵です。内臓脂肪も大敵です。(`・ω・´)


しかしながら、俺みたいに「糖尿病」のプロになると、ガリガリです。

身長180cm・体重55kg。ウエスト58cm・・・バスト秘密・ヒップ秘密

鏡で見ると「栄養失調の青年」。まぁ、人前で裸になることもないし。まぁ、いいか!

筋トレしても「ガリガリ」。重篤な糖尿病患者になると「スリム・バディー」が漏れなく・・・(´;ω;`)

 

俺は1日 1700Kcal以下(´;ω;`)ウッ…小学4年生並。辛い・・・


今朝の血糖値です。130(mg/dl)です。インスリン打って、血糖降下剤飲んで~

辛い・・・

空腹時は126(mg/dl)以下です。インスリン・血糖降下剤なしで!それが健常者!

(´;ω;`)ウッ…

糖尿病関連だけで入院6回だし。救急車3回乗ったし。行きつけの市民病院、看護士さんには大人気の俺です。


また更新します。皆様もご自愛ください。

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