釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

菊桜

2009年04月16日 19時27分32秒 | 四季の花
新宿御苑に行ってきました。
御苑では今度の土曜日は首相主催の桜を観る会があります。園内は準備で大きなテントが幾張も建てられていました。
私、土曜日にお招きをいただかなかったので、今日、自ら出向きました。w

今年のサトザクラは、この暖かさで一気に咲いてしまったようです。
ほとんどが盛りを過ぎた感じです。

トップの画像は、イギリス庭園とフランス庭園の境にある'フクロクジュ'(福禄寿)です。
ほかに'カンザン'や'フゲンゾウ'はまだまだ見ごろです。
そして、桜の季節の最後を飾る菊咲きの桜が見ごろを迎えていました。

菊咲きは八重咲きよりも花びらが多い桜の一群で、もっとも遅く開花します。
花びらの数は100枚以上、あとで紹介する’兼六園菊桜'にいたっては三百枚以上ということです。

'梅護寺数珠掛桜'



新潟県阿賀市(旧・京ヶ瀬村)の梅護寺に原木があるそうです。親鸞聖人が数珠をこの桜にかけたという伝説があります。花自体はあまり大きくありませんが、かわいらしい花がたくさん咲いていました。

'兼六園菊桜'



金沢の兼六園に原木があるそうです。花びらの数は300枚以上。ボンボンのような花と緑の葉のコントラストが美しい花です。
原木が枯れてしまい復活された話が有名ですが、ここでは割愛します。
私も今回始めて見ることが出来ました。新宿御苑にも一本しかありません。今日たまたまお話させていただいた方に、わざわざ咲いているところまで案内していただきました。ありがとうございました。
それほど珍しい花なので、大感動です。

こんな豪華な花の傍らで、楚々とした桜も咲いていました。
ヤマザクラの仲間、「カスミザクラ」です。



この風情は、日本の桜の原風景のような気がします。

年を経て 待つも惜しむも 山桜 こころは春を 尽くすなりけり   西行
コメント (1)
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