曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

次の元号を考えてみた

2017-04-12 19:54:01 | 社会


天皇陛下のお気持ちの表明以来、意外に話がスムーズに進んで、2019年1月1日から元号が変わるらしい。その新しいの元号はどんなのか、ちょっと考えてみた。

まず、今までの元号を全部リストアップし、どんな漢字が使われているのかを調べた。大昔の四文字元号は、入れるとバランスが悪くなりそうなので 除外したが、南北朝で同時に2つ存在するのは全部カウントした。大化から平成まで、リストアップした元号は合計242個。

その結果、多く使われている漢字は次の通りだった(6回以上登場するもの)。登場回数最多は「永」の29回である。

安17 永29 延16 応20 嘉12 寛15 久9 慶9
建9 享8 元27 康10 弘8 治21 承15 貞6
仁13 正19 大6 長19 天23 徳15 平8 文19
保15 宝7 明7 暦16 禄7 和19


逆に、1度しか使われていない漢字は次の通り。

雲 乾 吉 興 衝 国 至 朱 授 昌 昭 神 成
斉 泰 禎 同 銅 白 武 福 霊 老 雉 亨


242個も元号を手打ちしてみて分かった。元号は、よく使われる特定の漢字の順列組み合わせで大量生産されていた。特に室町時代までは2~3年おきに元号が変わっている。それだけ頻繁に変われば、いちいち新しいものを考えるのも面倒だっただろう。

昭和は、1度しか使われていない漢字を使ったパターンだが、昭和の前でそのパターンの元号は、1441年の「嘉吉」まで遡る。昭和元年は1926年なので、実に485年間、よく使われる文字の組み替えで似たような元号を量産していたことになる。

平成も「成」が新規だ。元号に使いやすそうな字なのに意外だ。

平成に敗れた元号候補は「修文」と「正化」だと言われている。修文は「修」が新規だが、正化は順列組み合わせだ。あれ?前になかったっけ?と思わず検索してしまった。

修文と正化が敗れた理由は、頭文字がSで昭和と被るから、らしい。ということは、今度の元号も「M」「T」「S」「H」以外から選ばれるのだろう。

一番最近の例で正化という候補は上がったが、もう順列組み合わせはないように思う。よく使われる字はMTSHルールに引っかかるのが多いし、僕みたいなのに「ちゃんと考えずに決めた」「なんか前にも似たようなのがあった」と言われてしまう。何十年に一度の改元なんだし、前回と違って考える時間がたっぷりある。

というわけで、次の元号は、今まで使ったことのない漢字と、いつもの漢字の組み合わせになるのではなかろうか。その他の条件としては、

マイナーな漢字は使わない。

よく使う熟語、特にマイナスイメージの熟語と同じ読みにしない。

画数の多い漢字は使わない。

そのまま天皇の名前に使っても大丈夫なものにする(○○天皇の○○に当てはめてもOKなやつ)。

イメージが具体的すぎる漢字、元号っぽくない漢字(例えば楽とか幸とか美)は避ける。新時代ということで逆に使ってくるかもだが。

中国など他の国の元号と被らない。


というような方針で三つ候補を考えた。

「安常」あんじょう

次は「A」だという噂があるので、対応してみた。多用漢字のみでも「安承」でイケる。

「開元」かいげん

僕としてはこれがイチオシ。最初の年が「開元元年」になって元が連続するのが難だが。

「光正」こうせい

意外に光が手付かずなので光入りで考えてみた。光成というのも考えたのだが、一瞬石田三成を連想したのでやめた。

・・・・・

マスコミにすっぱ抜かれたものや、ネットで噂になったものは新元号から外されるという。こんな場末のブログを政府がチェックしているわけもないが、僕の予想と違う元号になったら「さては外しやがったな」とほくそ笑み、当たったら大いに自慢してやろうと思う。

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