曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

ホンダ N-WGN Custom Lターボの感想

2022-04-17 11:34:00 | クルマ
先日、ヴェゼルを一泊でディーラー車検に出した。代車でN-WGNを借りたので、その感想。

ピッカピカの新車だった。オドメーターが僅か50キロ。グレードはカスタムLのターボで、オプションもほぼ全部載せだと思う。リアのドラレコまでついてた。色はプラチナホワイトパール。



Nシリーズはこれまで何度か試乗したり代車で借りたりしている。僕はどのモデルでもターボは「バカっぽい加速」と常に表現してきた。踏むと一呼吸置いてからガアアっと勇ましい音を発しながら唐突に加速。高齢者ユーザーにこれを与えるのは危険だ、なんて思っていた。しかし、最新のこの車両は、多少制御しやすく、音もマイルドになっていた。まだターボラグはあるし、踏み続けると「ヤバっ」となるのは相変わらずだが。

乗り心地もジェントルになった。路面の継ぎ目や段差の乗り越えがしっとりしてて、下手なコンパクトカーより乗り心地がいい。でもフワフワでもなく、ホンダらしいシャープさもあって、路面情報は伝わるし、ステアリングの反応もリニアだった。多分軽自動車としては最高の部類。




コーナーリングは、流石に重心の高さを感じるし、いわゆる弱アンダーステアよりほんの少しアンダーな気はする。先代N-ONEほどではないが、一生懸命ハンドルを回さないと曲がれない(普通車より回す量が多い感じ)が、街乗りでは十分すぎる回頭性能だと思った。

室内の広さは他のNシリーズ同様。軽自動車の規格いっぱいまで広げたボディの側面を垂直にして、その中も限界まで居住空間にしている。ので、横の壁が薄いのだが、不安感は特にない。全体の剛性感が高いからだろう。ただ運転席で体の両サイドが広々しているなあという感覚だけがある。リアシートは依然として社長を座らせても大丈夫な異常な広さ。身長180センチの僕が位置を合わせた運転席の後ろでも、膝前は拳で計測不能って感じ。




エコモードで燃費アタックしてみたら、渋滞あり都市部で18キロ弱だった。エコ切って郊外まで行ったら19キロくらいまで伸びた。Sモードにすると加速の鋭さは多少増すが、ノーマルでもかなり速いので、差はあまりないかも。それより単純にパドルシフトがありがたい。エンブレかけたい時は特に。




室内収納をいろいろ試して車中泊ができるかをチェックしてみた。公式Webは、後席背もたれを前に倒した「ビッグラゲッジモード」しか載っていないが、ホンダの床下燃料タンク車共通の、前席を一番前にスライドして、前席背もたれを後ろに倒して後席とフラットに繋げる「リラックスモード」も可能だった。だが、僕の身長では、その状態でも足を伸ばして寝られなかった。そこで、そこから後席背もたれを倒したら、頭の先から足の先まで伸ばせる長さになることがわかった。段差を何かで埋める必要はあるが、車中泊できると思う。

前席後席のヘッドレストを外し、このように倒すと車内で寝られるスペースができる。

結論。軽自動車ということ除けば、買わない理由がないクルマだと思った。他のメーカーの軽も、今はこれくらい完成度が高いのだろうか。


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