東近江市五個荘竜田町に工房を構える人形師・東之湖(本名・布施和信)さんはこのほど、医療従事者に感謝の気持ちを込めて制作したひな人形「清輝雛(せいきびな)」を日本看護連盟に寄贈した。代表して三原じゅん子厚生労働副大臣に手渡された。
↑写真:滋賀報知新聞より(三原厚生労働副大臣に清輝雛を手渡す東之湖さん(左)
新型コロナウイルス感染症の対応に奮闘する医療従事者への感謝と励みを願って制作された清輝雛の衣には、滋賀県の地場産業でもある麻織物が使用され、医療従事者を応援するシンボルカラーの青色が施されている。
清輝雛は東近江市五個荘金堂町にある近江商人屋敷・中江準五郎邸で展示されており、今回の寄贈用に新たに制作。
滋賀県選出の国会議員とともに三原副大臣のもとを訪れた東之湖さんは「自分自身も原因不明の難病を患い、医療従事者の方々が試行錯誤していただく姿を見てきた。医療従事者も患者も不安が多い中、何か励みになることはできないかと制作しました」と思いを話した。
三原副大臣は「見事なブルーの麻の雛人形で美しく、医療従事者にとっても励みになる。広く医療従事者の皆様に見て頂きたい」と感謝の言葉を述べた。贈られた清輝雛は、各地の病院などで巡回展示されるという。
<滋賀報知新聞より>