国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」が3日に発表した各国の汚職指数のランキングで、中国が昨年の80位から100位に後退した。中国外務省の華春瑩副報道局長は同日の定例会見で「中国の反腐敗活動の成果は衆目が一致する。調査は現実と全く食い違っている」と反発した。中国は習近平指導部のもとで、共産党の前最高指導部メンバーや軍制服組の前トップを含む汚職摘発キャンペーンを展開中。華副報道局長は「(ランキングは)国際的に定評のある組織がまじめに客観・公正によく調査したものであるべきだと考える」と強調した。