自動車レースの最高峰、F1グランプリ(GP)の日程が12月3日に国際自動車連盟(FIA)から発表された。驚きは、財政難から2014年シーズンで開催が見送られた「韓国GP」が含まれたことだ。10年から4年開催で1900億ウォン(約204億円)の累積赤字を抱え、地元自治体は来年度のGP開催予算を計上もしていない。はなから「開催」を見込んでいなかっただけに当惑が先立つばかり。ただ開催を拒否すれば1000億ウォン(約108億円)以上の違約金の支払いを求められる可能性があり、関係者の困惑は深い。18年平昌五輪が財政難から国外開催を非公式に協議されていると報道されており、韓国GP開催が改めて韓国での国際大会開催のポテンシャルの低さを垣間見せている。